Silver Soul 【銀魂】ー俺達の生き様ー【Ⅲ】 (ページ3)

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第103話　NOside ページ3

銀時「どうだい
こんな物騒なもんより俺と
もっといいもん刺し…」

そこまで言って言葉が止まる
顔の元に持ってきた手の甲
そこにもう一本クナイが刺さっていた
ポタポタと血が滴り落ちる

…。

銀時「やべぇよ腕にも刺さってた
見られた！今の完全に見られた！」

楓乃音「銀、今だから言うが…
ケツにも刺さってんぞ」

銀時「…。」

新八「あんた結局全然撃ち落とせてねぇじゃん！！
あちこち刺されまくってんじゃん」

鬼翔「一つ一つの軌道
動きを見切れば簡単だ｣

愛美「今の銀時にそれ言っても
傷口抉ってるようなもんだからな」

銀時「ヤバイどうしよう
笑ってるだろ
アイツら笑ってるだろ
もう無理だ帰るわ俺
病院行くわ」

清美「万事屋の依頼として
成立しちゃってますが？」

銀時「なん、だと…！？」

新八「落ち着いてください
打ち落とした感じにするから
恥ずかしいんですよ
身を呈して晴太くん庇ったことにしましょ」

そんな会話をしていたのを聞いていたのか
地獄耳なのか話を合わせてきた月詠

月詠「身を呈して
子供を庇うとはたいした奴
ぬしら、何者じゃ」

銀時「うぐっ
なんて攻撃だ盾になるのが精一杯だったぜ

おい大丈夫か晴太」

そう呼びかけるが当の本人は…
倒れたままピクリとも動かない
その頭には
ざっくりとクナイが刺さっていた

その光景を見て汗が滝のように流れ始める
新八と銀時

神楽「せ…晴太ぁぁぁぁぁぁ！！」

新八「銀さんこれぇぇ！！
ちょっ、これぇぇぇ！！
刺さってますよ完全に！！」

清美「そんな…守れなかった…」

楓乃音「颯爽と助けに来て
結局思いっきり刺さっちまってんぞー
どうしてくれんだコノヤロー
何しに来たんだてめぇは…汗」

銀時「てめぇらァァァァ！！
死ぬ覚悟は出来てんだろうなぁぁ！！」

愛美「誤魔化したぞこいつ
怒って結局全部他人(ひと)のせいにしたぞコイツ」

殺気が満ち溢れるそんな中
百華の中の一人が手を挙げた
あの、すいません、と言い

「私見ちゃったんですけど
あの、さっき銀髪のあの人が助けに入った時
弾いたクナイの1本が刺さってました」

その発言に次から次へと自分も見たと
手を上げる人達が多発した
しまいには…

「アレ弾かなかったらささってなかったよね？」

「え？じゃぁあの人が殺したようなもんじゃ…」

などと言われる始末
それでも銀時は言い放った

銀時「てめぇらァァァ！！
死ぬ覚悟は出来てんだろうなぁぁ！！」

滝のような汗を大量に流しながら