Silver Soul 【銀魂】ー俺達の生き様ー【Ⅲ】 (ページ18)

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第118話　万事屋side ページ18

月詠「ふん
今からその調子じゃ先が思いやられるわい

ぬしらそんなことでは
100年かかっても夜王には勝てんぞ」

そう言い放つ月詠の背中には…

楓乃音「…もう突っ込まねぇぞ俺ぁ」

新八「もうツッコミに匙投げちゃったよ！！
と言うかツッコミづらいんですけど
そっとしといた方がいいよねアレ
知らない方がいいよねアレ」

3、4本のクナイが刺さっていたとは
誰も突っ込まなかった

楓乃音「ぱっつぁん
これ返す」

クナイを撃ち落とす際借りた薙刀を
新八に渡した

新八「でもそしたら楓乃音さんの武器が…」

楓乃音「んなもん…」

「裏切り者には死を
それが吉原(ここ)の掟
アンタも吉原の番人とまで言われた女だ
その命を持ってして最後の掟護るがいい！！」

刀を鞘から取った百華は
こちらに迫ってきた

楓乃音「…必要ねぇよ
なぁ、銀？」

銀時「あぁ、嬉しいねぇ
遊女総出の総仕舞たぁ
男冥利に尽きるぜ
…んだかこう貧乳ばかりじゃ
興も醒めるってもんだ

女はやっぱり…」

銀時、新八、神楽の3人は
着ていた着物の胸元をはだけさせると
そこから出てきたのは…

「「「「「！！」」」」」

銀時「爆乳でざんしょ」

6つの爆弾だった

月詠のキセルの火で
銀時の持つ1つの爆弾に着火する

銀時「さぁ楽しい大宴会(パーチー)の始まりだ」

そして次の瞬間響き渡る爆発音
ところがそれは爆弾なんかではなく
煙玉だった

「舐めた真似を
女は斬れぬとでも申すか奴等
我等百華そんなものはとうに捨てた身だ！！」

モクモクと立ち篭める煙の中
ようやく見つけた百華が声を上げる

「あそこだ！！
あそこにいるぞ！
追えぇぇ！！」

ゾロゾロと湧いて出てくる
百華に舌打ちすると銀時は
懐にしまったもうひとつの煙玉に
月詠のキセルで着火させると
目の前にいる奴らに向かって投げた

銀時「早く行けっ！！」

ところが次々と湧いて出てくる百華

楓乃音「ダメだ埒があかねぇ！！
いくらでも虫みたいに湧いて出てきやがらぁ！」

神楽「くそっ！！
こんなことしてる間に晴太が…！！」

唯一彼らを追いかけられる
階段の上で月詠が立ち止まった

月詠「ここで暫く食い止める
先にいきなんし」

楓乃音「月詠、お前…死ぬ気か」

月詠「部下躾は
頭がするさ」

銀時「…。
火種をよこせ
おめぇと一緒に亡くなられちゃ困るんだよ
煙玉(こいつ)が使えなくなるだろ」

月詠「…。
最後になるやもしれん
一服…」

そんな月詠の言葉をさえぎり
銀時は言葉を放った