10話 タヌキと海列車 その3 ページ36
唐突に、車両後方のドアがぶっ壊れそこから1人の男が飛んできた。
来たか…!!
サンジさんが倒した敵だ。ついにサンジさんがここへやって来たんだ!
「………」
!!
こっちも来た!!
そしてまたまた唐突に、後方の天井が突き破れ、そこから1人の男と……フランキーさんが現れる。
それを確認したと同時に、CP9の全員が立ち上がった。
「クォァ……!!(来たか…!!)」
来たか…!このままロビンさんを連れ帰られれば…って、原作じゃそれは出来なかったわけだし、そう上手くいくだろうか…。
「…アイツらだな。ロビンちゃんを攫って行ったのは…」
「気ィつけろ、妙な体技使うぞ」
原作通り、ネロとCP9同士のいざこざも起こり、流れは順調…か?
「うおおぉい!!待てって!!」
「うおおおぉぉぉぉ!!ロビンちゃん!!」
…そして、前方の扉が開き、この騒動のキーパーソン……ロビンさんが出てくる。
そしてロビンさんの腕に掴まってる仮面を被った男……そげキング。……私は意地でもそげキングと呼びます。ウソップさんなんて、知りません。
「よかった!無事なのか!怪我は!!…いや、とにかく、今度こそ一緒にみんなのところへ帰ろう!コイツら、すぐにブチのめすからよ!なぁ!!ロビンちゃん!!」
「………」
………
「……ん?あぁ…!?」
何も発さず、静かにウソ…そげキングの身体に腕を咲かせ後方へ投げ飛ばした。
「ウソップ!?なにすんだロビンちゃん!!?」
「いってて……」
「……口で言っても、分からないでしょう?」
………
…生で聞くと、やはり重みが違う…。
その声に詰まったいろんな感情が、ハッキリこの耳に伝わってくるのだ。
「………ッハハハハハハハ…」
「…!……フランキー君!第三車両を切り離したまえ!」
来た!!
「ッ……何すんだよ!?」
「逃げる!!」
「逃げる!?」
「おい!どういうこった!!」
「君も急ぎたまえ、勝負は一瞬だ!」
「…フランキーは逃すな」
「おう」
「――そげキーーーング!!
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しい(プロフ) - 蒼陽さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けるとこちらもとてつもなく嬉しいです。ありがとうございますッ!!タヌキさんの冒険の続きをお楽しみに! (2022年10月8日 7時) (レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - とても素晴らしい作品であえてうれしいです!勉強になります、続編おめでとうございます。楽しみにしています (2022年10月8日 2時) (レス) @page49 id: 306cc09e04 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 青子さん» コメントありがとうございます!その辺りは物語中でじょじょに明らかにしていく予定なので、お付き合い頂けたら嬉しいです。 (2022年9月28日 6時) (レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - レモンさん» 初投稿の作品にコメントまで頂けて本当に光栄です…。ありがとうございます…! (2022年9月28日 6時) (レス) id: 944c7f96fb (このIDを非表示/違反報告)
青子 - 可愛いwwwwwたぬきさんは能力者なのかな?なんでチョッパーと話せないのかな?続き楽しみに待ってます!! (2022年9月28日 0時) (レス) @page14 id: 904e809950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しい | 作成日時:2022年9月26日 16時