第32話 ページ33
「よくお越しくださいました」
『あの、女物の着物を三着と……それと、白粉と口紅を』
「かしこまりました」
しっかし宇髄の奴……蝶屋敷の女の子たちを鬼のいる遊郭に潜り込ませる気だろうか…
胡蝶さんにバレたらただじゃおかないぞ…
そんな事を考えているとガラリと襖が開いた。
宇髄「よー、部屋取りありがとな」
『おう……って、え?』
てっきりアオイさんやカナヲさんが来るのかと思って居たのだが、来たのは炭治郎さんと善逸さんと伊之助さんの3人だった。
炭治郎「彩部さん!お久しぶりです」
『お、お久しぶりです…』
善逸さんに睨まれ、俺は慌てて目を逸らした。
この人怖い…
宇髄「遊郭に潜入したらまず俺の嫁を探せ。俺も鬼の情報を探るから」
善逸「とんでもねぇ話だ!!」
いきなり善逸さんが声を上げた。
ビックリした…
宇髄「あ゛ぁ?」
善逸「ふざけないでいただきたい!自分の個人的な嫁探しに部下を使うとは!!」
宇髄「はあ?何勘違いしてやがる」
善逸「いいや、言わせてもらおう。アンタみたいに奇妙奇天烈な奴はモテないでしょうとも!!だがしかし!!鬼殺隊員である俺たちをアンタ嫁が欲しいからってーー」
宇髄「馬ァ鹿かテメェ!!俺の嫁が遊郭に潜入して鬼の情報収集に励んでたんだよ!!定期連絡が途絶えたから俺も行くんだっての!」
善逸「………そういう妄想をしてらっしゃるんでしょ?」
宇髄「クソガキが!!」
宇髄が善逸さんに向けて鴉経由で届いた手紙を投げつけた。
炭治郎「随分多いですね。かなり長い期間潜入されてるんですか?」
宇髄「3人いるからな、嫁」
善逸「3人!?嫁…よっ…3!?テメッ…テメエ!!なんで嫁が3人もいんだよざっけんなよ!!!ーーおごぇッ!!!」
善逸さんは腹パンをくらった。
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颯(プロフ) - もうイラスト見れないのかぁ…。イラスト集って名目で別の作品に載せることもできないのかな? (2021年12月19日 17時) (レス) @page50 id: 24c49fe85e (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白かったです。続きが気になりすぎてやばいです。次の更新待ってます頑張ってください!いや、本当に続きが気になる!! (2021年9月25日 23時) (レス) @page48 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
5173(プロフ) - お話更新してくれたら嬉しいです!楽しみに待ってます!! (2020年12月17日 0時) (レス) id: 9bc8737b45 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - うー、まだまだお話読みたいです。。。更新されたら見に来ますので、大変だとは思いますが頑張って下さい! (2020年12月13日 20時) (レス) id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - この小説が好きで久しぶりに読み直したらコソコソ噂話のイラストが消えててびっくりしました。あの絵が好きでまた見たいので是非載せて欲しいです!後更新もして欲しいです!楽しみにしてます! (2020年12月11日 18時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蟲 | 作成日時:2020年3月16日 21時