気付いて！色柱様！！【鬼滅の刃】

第１９話 ページ20

産屋敷「では、手紙を」

にちか「はい」



なにやら、元水柱である鱗滝左近次さんから手紙を頂いたらしい。
内容は禰豆子さんが飢餓状態であっても２年以上人を喰っていないというものだった。



にちか「もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は竈門炭治郎及びーーーー鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します」



腹を切る……か…



不死川「切腹するから何だと言うのか…！死にたいなら勝手に死に腐れよ。何の保証にもなりはしません」

煉獄「不死川の言う通りです！人を喰い殺せば取り返しがつかない！殺された人は戻らない！」

産屋敷「確かにそうだね。人を襲わないという証明は出来ない。ただ、人を襲うということも証明出来ない」

不死川「！」

産屋敷「それに炭治郎は鬼舞辻と遭遇している」

宇髄「そんなまさか！！柱ですら誰も接触したことがないと言うのに！コイツが！？」



よく生きてるな炭治郎さん…
宇髄が立ち上がった衝撃で転けた甘露寺さんを起こす。



宇髄「どんな姿だった！？能力は！？場所はどこだ！」

時透「戦ったの？」

不死川「鬼舞辻は何をしていた！根城は突き止めたのか！？おい答えろ！」

宇髄「黙れ！俺が先に聞いてるんだ！まずは鬼舞辻の能力をーーー」



お館様が人差し指を口元に当てる。
宇髄たちはすぐに黙り込んだ。



産屋敷「鬼舞辻はね、炭治郎に追っ手を放っているんだよ。その理由は単なる口封じかもしれないが、私は初めて見せた鬼舞辻の尻尾を掴んで離したくない。恐らく禰豆子にも鬼舞辻にとって予想外の事が起きているんだよ


分かってくれたかな？」

不死川「分かりませんお館様…！人間は生かしておいてもいいが鬼はダメです！承知できない！」



すると突然不死川さんが刀を抜き、腕を切りつけた。
そういえばこの人稀血だったな…

禰豆子さんは反応するのだろうか。



不死川「お館様！！証明しますよ俺が！鬼というものの醜さを！」

産屋敷「実弥…」

不死川「オイ鬼！！飯の時間だぞ喰らいつけ！！」



不死川さんは流れ出る血を箱に落とした。

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