気付いて！色柱様！！【鬼滅の刃】

第１話 ページ2

宇髄「A！！邪魔するぜ！」

『帰ってくれ』

宇髄「即答かよ」



宇髄は勝手に俺の屋敷にズカズカと入り込む。
なんなんだコイツは……昔からよく分からん奴だ。



『何しに来たんだよ。茶も出してやらねーぞ』

宇髄「ひっで。まー、良いけどよ」



宇髄は机の上にバンッと何かの冊子を叩きつける。
……ん？なんだこれ。



『宇髄、なにこれ』

宇髄「お前と結婚したいって言ってた女の見合い写真」

『えッ、今なんて？』

宇髄「だーかーらー、この子がお前と見合いしたいっつってんの」



宇髄は写真を俺に見せる。
確かに美人な女の子だが、こんな子と会った覚えはない。



『ていうか……俺、この子と会った事あるっけ？』

宇髄「ひでーなお前。数ヶ月前の任務の帰りに藤の花の家に泊まっただろ？」

『あ、あぁ…』

宇髄「その家に居た女。お前に一目惚れだってよ」



宇髄がヒューヒューと口笛を吹いて俺を茶化す。
俺はすぐに見合い写真を宇髄に押し付ける。



『すまない……断っといてくれ』

宇髄「ハァー！？お前、毎回お見合い断ってんじゃねぇか！もう２０歳だろ？いい加減結婚しろ！」

『な、なんだよ……俺がお前と同じ脳みそしてると思うなよ』



結婚なんてする気ねぇし…



宇髄「そーれーとーもぉ、胡蝶が原因か？」

『はぁ？なんで胡蝶さんが出てくるんだよ』

宇髄「え、お前気付いてないの？」

『何にだよ』

宇髄「胡蝶の熱い視線」

『あ、熱い視線！？俺殺されんの！？』

宇髄「ちげぇよ。いい加減そのネガティブと被害妄想する癖やめろよな」

『……ていうか、胡蝶さんが俺を見てるって言っても、好意とかじゃなくて殺気だと思うぞ……俺、最近胡蝶さんに嫌われてんじゃねぇかって思うもん』


宇髄「なんで？」

『なんか……すげえメンチ切られる…』

宇髄「ブハッ……マジか…」




宇髄(上目遣いだと思うけどなぁそれ…w)

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