なにわともあれ (ページ3)

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プレゼントさせて？ページ3

「プレゼントするならピアスなんやね」

『ん？あ、名鑑のやつ？』

「プレゼントの意味知っとったん？」

どうだと思う？笑と返すのはA

どうやら発売された雑誌のなにわ男子名鑑のページを見ながら、丈君とたわいのない会話中みたい

可愛いやつめ〜！と彼女の頭をくしゃくしゃにする丈君に、いつもなら俺のA！！と割り込んでいくんやけど

頭の中がプレゼントの理由でいっぱいで、今はそんな余裕がないみたいだ

ぐるぐる悩ませるきっかけは言うまでもなくAで、

ねぇ、君は数年前俺にピアスをくれた時、その理由を知っていたのかな、なんて

本人に聞けばいいものの、そんな勇気はなくて気持ちがAで溢れるばかり

Aはちゃっかりしてるし、かといって割と抜けてるところもあるから

うーん、、どうなんやろ、、となむなむ考えていると

和也眉間に皺寄ってる〜笑と大好きな彼女が声を掛けてきた

それだけでぐるぐる悩んでたことを忘れるくらい俺ってAのこと好きなんだ、なんて再確認しては今度は急に顔赤いよ！？なんて言われてしまった

「ね、俺にピアスくれた時は意味知ってた？」

『もちろん、和也と中々会えなくて寂しかった時だったから、、笑』

言われてみれば当時AはKing とPrinceのサポートで東京に行くことも多くて、会えないことも多くて

寂しいって感じていたのは俺だけじゃなかったんや

少し恥ずかしそうな彼女を思いっきり抱きしめたいところだけど、ここは楽屋だし、できるなら独り占めしたいから

「なぁ、今度は俺にプレゼントさせて？」

数ヶ月後
「Aおはよ、ねぇ最近ずっと同じネックレスつけてるね」

『みちおはよ！和也がくれてお気に入りなんだ〜』

「へぇ、、(大橋くん抜け目ないなぁ)」

ネックレスの意味は"他の男のところには行かないで"