抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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眠りについてからどのくらい経ったのだろうか
突然頭の中に声がと通った感じがして目を覚ます


「...？何？今の.......」


体を起き上がらせ、部屋を出ると少し騒がしい
明かりのついた部屋の中に入れば補習組の人と、B組担任のブラド先生がいた
少し焦げ付いた部屋と穴が開いた壁に違和感を感じつつ芦戸さん達に近寄る


「...？何かあったの？」

芦「A知らないの！？敵に襲撃されて、敵の目的の一つが爆豪だってマンダレイからテレパシーで送られてきてさぁ...あと、相澤先生が戦闘許可を出したの！」


眠気が一気に吹き飛び、走って宿を出て肝試しのスタート地点に向かえばヤモリのような人と大柄な女性らしき人がいた

ワイプシの数名が負傷を負っている状態
意外にも生徒はあまり居なくて、状況から察するに森の中に居るのだろうと推定する
それに、今私は飛び出した事によって敵に認識されてしまった
戦闘は避けられないだろう

でも、プロでもこんなに苦戦した相手
まだ個性も分かっていない
生憎個性のベースとなる水も今手元には無い

なら私が取るべき行動は.....


「ここで下がっちゃったら被害が拡大するかもしれない...ギリギリまで私の水を使う...」


下手をすれば死に至るが、この状況で自分の思考もどうにかしていた
気づけば敵に向かって走り出していた

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