抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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相澤先生が途中まで送ってくれて、心操君が別れた後、暗い夜道を並んで歩いていく
街灯だけが足元をはっきりさせていて、遠くは暗くて見えない


「先生猫好きですよね」

相「可愛いだろ」

「別に非難してる訳じゃないですよ？見た目によらず...なんというか...」


よく顔が見えないけども目を細めて先生の顔を覗く
結構マイペースだが、生徒想いで優しい
でも、やるときはやるし、怒るとめちゃくちゃ怖い
それに......夜のほうも...........

最後のは流石に要らないと頭を横に振る


「肉食.........」

相「あ？そんな肉は食わない」


こういう時に限って少し鈍感なとこ腹立つ
「何でも無いです」と、顔を背けたまま大通りに出れば視界が広がり車や人が通っていた


「今からパトロールですか？」

相「あぁ...少しな、付いてくるか？」

「いや...仮免まだ取っていないんで遠慮しておきます。先、家に行ってますね！」


合鍵を見せつけて大きく手を振ると小さく手を振り返される
先生と反対方向に足を進ませ、先生のが住むマンションへ向かっていく
住宅街なため、人もかなり多く見えてきて、すれ違った人達に挨拶をする

だが、一人の男性と肩がぶつかってしまい、彼方も驚いたのかペコペコと頭を下げてくる

「大丈夫ですよ」と、声をかければ安心しきったように背を向ける男性
マンションのエレベーターに乗るとき、何故か周りから酷く視線を感じた

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