抹消ヒーロー恋に溺れる3【相澤消太】

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翌朝
ズキズキと腰が痛くて目が覚めた
隣を見れば寝息を立てて眠る消太さん

頬をつねってやれば微かに身動きする
ベッドから降りて洗面所へ向かって鏡を見れば、耳はもう無くなっていた


「2日間...！！長かった...！！」


これでようやく皆と一緒に授業を受けれる！！...って思っても明後日から林間合宿なんだ
溜め息をつきながら制服に着替えて、未だ眠る消太さんの身体を揺らす


「消太さん、起きて下さい。私もう学校行っちゃいますよ？」

相「...ん、もうそんな時間か...」


身体を起こす消太さんにコスチュームを渡してやればいそいそと着替え始める
パンを焼いてジャムをつけて口の中に詰め込む

鞄を持ってお互い玄関で靴を履いて別々で登校する

耳が無くなって、周りの目を気にする事なく歩けるのが清々しい
今日は、朝からダッシュで学校まで行った






「おはよ〜」

透「おはようAちゃん！個性解けたんだね！！」

「そうなんだよ！やっと！！」


「え〜可愛かったのに〜」と、聞こえる声を無視して席につく
周りに女子たちが集まってきて、先生が来るまで色々と話をして時間を潰していた

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