偽りの顔

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Aサイド





A｢いってきまーす｣




あっくんに声をかけて、家を出るとイケメンが…





廉｢よっ！｣




A｢おはよー！｣





自然と繋がる手。





そのまま教室へ…





廉と別れて席に着くと、近寄ってくる実咲たち。





実咲｢おっはよ！

今日も来たんだね！｣






友香｢相変わらずの見せつけ登校ですかー｣




真希｢はいはい、釣り合ってないからおつかれ(笑)｣





もう我慢出来ない。




また手のひらを握ろうとした時…





温かいなにかに手が包まれた。





廉｢A、こいつらなんかに負けたらあかん。

あのさー、


釣り合ってないってなんなん？

俺はこの世界で1番Aの事が好きやし、誰に何を言われようとこの気持ちは変わんないけど？｣





友香｢…なにっ！？

急にどうしたの！永瀬くん｣





廉｢はぁ？

急なんかやないやろ。

前から嫌がらせしとったの知ってんで｣





実咲｢A…

あんたね…｣





廉｢Aが言った訳ちゃうで。

だからAの事責めんといて｣




どんどん論破していく廉。




真希｢…もういいよ｣



友香｢行こっ｣







去っていった３人。





A｢はぁ…｣




安心して座り込んだ。





廉｢これでもう大丈夫やろ。

安心やな？｣




A｢うん！｣









これとは違う形で、私たちの仲に亀裂が入るなんてまだ誰も知らない…

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