忍たまに入学?!2 ページ6
その時の雑渡さんは非の打ち所がなくてすごいかっこよく見えた
それは、私の母と同じような軽やかな動きだった
そしていつしか、私も強い忍者になりたいと思うようになっていたのだ
私は学園長先生との会話も終わり木陰で休んでいたらある人物に話しかけられた
雑渡「雫ちゃん、なんだか機嫌が良さそうだね」
雫『雑渡さん!』
私の今一番会って報告したかった相手だ
雑渡「何か良いことでもあったのかい?」
その質問に私は満面の笑みで答える
雫『ふふ!あのね、私、忍たまに入学することになったの!』
雑渡「忍たま?くの一じゃなくて?」
やっぱりそこ気になるよね〜と、思いながらも私は先程のことを雑渡さんに話す
雑渡「なるほどね」
雫「ねぇ、雑渡さん、学園長先生が言ってた男はみな獣ってどういうこと?」
雑渡「…知りたいかい?」
私がそう質問すると雑渡さんは私にじりじりと近づいて来て逃げ道を塞いだ
雫『…や、やっぱり大丈夫です!;』
なんだかいつもと様子が違うように感じて少し怖くなった…
雑渡「…いいかい?雫ちゃん、むやみやたらにそんな事を聞いちゃダメだよ。特に大人の男の人にはね。分かったかな?」
雫『は、はい…;』
そうか…男の人にはあんまり聞いちゃいけないのか…
そんな事を考えていると雑渡さんが口を開いた
雑渡「にしても、雫ちゃんが忍たまにねぇ」
雫『何か心配事でも?』
雑渡「いいや?逆に雫ちゃんにはちょうどいいかもね。ある程度力もあって物覚えは早いし、賢いから判断力や洞察力が鋭い。もしかしたらくの一よりも強い忍者になるかもしれない」
雫『本当!?』パァァ
雑渡「ただ、君は誰よりも優しくてお人好しなところがあるからちゃんと疑うとこも覚えないとね」
雫『疑う…こと』
雑渡さんのアドバイスはいつも的確だから何も言い返せない…
雑渡「焦らないで少しずつ覚えていけばいいんだよ。何があっても諦めないのが君の良いところだからね」ナデナデ
雫『うん!頑張る!』
私はその言葉を聞いて新たに決心する
そして、私は昔の私を隠して生きていくことにした
誰にも私の過去を知られないように…
新たな私を作る
そうして決心する私を雑渡さんが不安そうに眺めていたことを私は知らない
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黒糖さまでーす - スイちゃんのご友人のご友人さん、ずんだ餅さんの意見と同じですわかります尊い (2023年3月12日 1時) (レス) @page21 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - スイちゃんのご友人のご友人さん、その気持ちよくわかります?(´・ω・`)可愛いですもんね。所でてぇてぇ?って何ですか???コメ返お持ちしております (2023年2月22日 1時) (レス) @page42 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - 伊作〔留三郎いつもすまない〕留三郎〔気にするな、同室じゃないか!〕のやり取りが可愛いすぎて消滅しそう(^^ω)てぇてぇ (2023年1月29日 20時) (レス) @page40 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!留三郎とのお話を書いて欲しいです!更新、楽しみにしています!! (2022年1月12日 23時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです続き楽しみにしてますね (2022年1月9日 12時) (レス) @page42 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんご x他2人 | 作成日時:2021年4月24日 19時