私と忍たまの日常【忍たま乱太郎】

休憩は大事 の段2 ページ32

雑渡「雫ちゃんが休まないなら、私帰っちゃうよ？」

雫『え！？…うぅ…わ、分かった！休む！休むからぁ！帰らないでぇ〜！！』ｷﾞｭ〜

雑渡「うん、偉い子。本当に君は私のこと好きだよね」ﾆﾔ

雫『うん、好きだよ？』

雑渡「！、素直だね；まぁ、素直な子は好きだよ」

雫『私はみんな大好きだもん！』

雑渡「みんなねぇ…それって友達って意味で？」

雫『え？他に何かあるの？』

雑渡「いや、なんでもないよ…(雫ちゃんに教えるにはまだ早いかな？)；」

雫『？』

変な雑渡さん

なんて思っていると

「組頭！」

！この声は…

雑渡「あぁ、尊奈門か」

尊奈門「！、雫ちゃんも」

と、私たちを見つけるやいなや尊奈門さんは私たちの方に近づいてくる

でも、私たちと尊奈門さんの間には…

雫『尊奈門さん！そこ危ない！』

尊奈門「え？」

ズサァッ！

尊奈門「うわぁぁあ！？」

ガシッ

雫『だ、大丈夫？そこには落とし穴があるから気をつけて！；』ｸﾞｲｯ

喜八郎の作ったトシちゃん14号があるのだ

私は穴に落ちる尊奈門さんの手を掴み穴から引き上げる

尊奈門「た、助かったよ…ありがとう…；」

雫『いえいえ、うちの後輩が迷惑をおかけしまして…；』

雑渡「尊奈門、雫ちゃんに助けられてはまだまだだな」

尊奈門「す、すみません…」

雫『ていうか…尊奈門さん、なんでそんなにボロボロなの？；』

尊奈門さんは所々ボロボロになっていた

雑渡「また土井先生にやられたのか」

尊奈門「は、はい…；」ｼｭﾝ

どうやら尊奈門さんは土井先生に勝負を仕掛けて負けたらしい；

雫『帰ってゆっくり休んだ方がいいですよ；』

尊奈門「あぁ、そうするよ…じゃあ、またね」

雫『はい、お気を付けて；』

と、言って尊奈門さんは消えていった

尊奈門さんも色々大変そうだなぁ；

雑渡「さて、次は君の番だよ。雫ちゃん」

雫『え？』

君の番ってなんだろう？

雑渡「ゆっくり休む」

雫『あ〜、なるほど…；』

その一言で私は全て察した

つまり、雑渡さんの言いたいことは、人のこと言ってないで雫ちゃんもしっかり休みなさい。ということだろう

いつも親みたいなことを言ってくるんだよなぁ〜雑渡さん…

雑渡「じゃあ、いい所につれていってあげるよ」

雫『いい所？』

雑渡「行きたい？」

雫『…うん、行ってみたい！』

私は少し考えた後、元気よく返事した

休憩は大事 の段3→←休憩は大事 の段（リク）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す