私と忍たまの日常【忍たま乱太郎】

私の平和な一日？ の段2 ページ16

小平太「大丈夫だ！みんなには言わないから安心しろ！」

雫『本当かなぁ…全然説得力がないんだけど…』

小平太「細かいことは気にするな！それに、私だけが知っている方がなんだか嬉しいからみんなには内緒だ！」ﾆｯ

雫『そ、そう？；』

嬉しいのか…？；

なんか朝からよく分からない小平太だ…；

雫『まぁ、なんでもいいけど、手当もしちゃおう！そこに座って！』

そうして小平太を座らせた私はしゃがんで小平太の傷の手当てをする

小平太「ははは」

すると小平太が急に笑った

雫『なに？』

小平太「いや、私は幸せ者だと思ってな」

雫『？』

どういうことだ？とみあげると

小平太「私には、沢山の助け合える仲間がいて、笑い合える友がいて、心配をしてくれていつもなんだかんだで手当てをしてくれる優しい友がいる…これほど幸せなことは無いと思ったんだ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

そう言う小平太は私の頭を撫でながら優しく笑っていた

雫『！…そんなこと言ったら、私たちみんな幸せ者でしょ！こんなにいい仲間に出会えたんだから！』ﾆｺｯ

小平太「！、そうだな！」ﾆｯ

雫『よし！手当て終了！今度は気をつけてよ？』

小平太「あぁ、ありがとな！雫」

そう言って小平太は部屋に戻って行った

…幸せ者、か

私はさっき…上手く笑えていただろうか…

私は遠い空を見上げながら少し懐かしいことを思い出す

(「雫！私は本当に幸せ者だよ！こんなに穏やかな村で暮らせて、こんなに良い親友と出会えて！」)

…私は幸せ者になってもいいのだろうか…

雫『…小雪』

…あぁ、やっぱりダメだ…まだ、乗り越えられないよ…

私は泣きそうになる顔をもう一度洗って自室へ戻った

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