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「おはよう、母さん」
「おはよう」
クィディッチ・ワールドカップから1週間経ち、落ち込んでいた子供たち3人は徐々に元気を取り戻していった。今日もAは早起きで、一番にダイニングへと向かった。
「A、今日は暇かしら？」
「うん、特に予定はないけど」
「よかった。そうしたら、一緒に出掛けましょう。丁度、今年度の教科書のリストも届いていたわよね」
イザベラは「2人でね」と言ってにこりと微笑む。久々の買い物にAは心を躍らせた。
なんせ、2人で出かける機会は少なく、いつもは弟や妹も一緒なので。
父のリアムが起きてきたところで(今日は非番らしい)、2人は煙突飛行でダイアゴン横町へと向かった。
「ところで母さん」
新しい教科書に新しい羊皮紙、羽ペン、魔法薬調合材料セットの補充を買ったところで、Aはイザベラに尋ねた。
「どうして一緒に買い物しようって言ってくれたの？ダイアゴン横町なら、私1人で行けるわ」
実際に、2年次はハーマイオニーたちと合流して行ったし、3年次は1人で行ったものだ。
Aの問いに、イザベラは微笑んだ。
「娘との時間を大切にするのに、理由っているかしら？」
「！」
Aがクィディッチ・ワールドカップでの一件にて落ち込んでいるのは、その場にいなかったイザベラもわかっていた。
いつもは長女として弟妹の世話に回ることの多いAだが、いくつになっても1人の愛娘に違いない。Aとの時間を大切にすべく、イザベラはAを買い物に連れ出した。
「それに、今日はこれを買いに来たのよ」
イザベラは、ある店の前で立ち止まった。大きなショーウィンドウには、キラキラのドレスが飾られている。
「パーティードレス…？」
「リストに載っていたでしょう」
「うん、でも、一体何に使うの…？」
「それは学校でのお楽しみ。さあ、入るわよ」
イザベラがうきうきで店のドアを開け、ベルがカランと鳴った。
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ばるこま - 続き楽しみに待っています！ (6月8日 12時) (
レス) @page20 id: e089e4625f (このIDを非表示/違反報告)
そら - 深海さん…どうか続きをお願いします…！この作品大好きで本当に生き甲斐なんです！！どうか！ (5月25日 16時) (レス) @page20 id: 02b43351c8 (このIDを非表示/違反報告)
いぎ(プロフ) - 続きが読みたいです！更新楽しみにしています！ (3月18日 0時) (レス) id: 0fab079a1b (このIDを非表示/違反報告)
フォフォイのフォイ - そんな、ここで終わりなんてあんまりです、、続きをお恵みください、、、 (3月2日 1時) (レス) @page20 id: fb06c9db6a (このIDを非表示/違反報告)
chonsa104(プロフ) - 続きを楽しみにしています！ (11月29日 1時) (レス) @page14 id: e5b6a7de35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深海
| 作成日時：2024年8月15日 2時
