【鬼滅の刃】炎柱の恋愛事情

4.5日目 ページ7

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煉獄 side





宇髄から竈門少年とAの話を聞いた。
いささか良い気分では無い。








「A！！！」



『！………あ、おかえりなさい。煉獄さん』









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Aは此方を向いてふわっ、と笑った。
俺はその表情が心底好きで堪らない。









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「(ｼﾞｨｰｰｰｰｯ)」



『………………？』



「(ｼﾞｨｰｰｰｰｯｯ)」



『……………………？？』



「(ｼﾞｨｰｰｰｰｯｯｯｯ)」



『………………………？？(汗)』







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うむ！やはり何時までも見ていられる！！((








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『ぁの……？』



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俺は心底君に惚れている。
その君が、竈門少年の…男の頭を撫でたのか…？




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「(俺は、ずっと好いているというのに)」




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恋人でも夫婦でも無い俺が勝手に嫉妬している
けれどそれくらい好きなのだ。




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「俺のも、撫でてくれないか？」


『ｯぅ、』


「、？」


『ーーー………！！』







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Aは分かりました、と小さく呟いた。




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( ふわっ、





「！」


『こ、こぅ…ですかね……』


「う、うむ！！」






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優しく、温かみのある手。
この手が多くの人を救っているのだな。







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「(気持ちがいい………)」






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昔、母上にも撫でられたことがある。
その時のような気持ちに遡った気がした。






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「(この手も、彼女全ても…渡したくは無い)」






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フツフツと湧き出てくる独占欲。
抑えられない衝動が少し表に出ていたみたいだ









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『…………ぁの、、煉獄さん、』


「なんだ！！」



『…苦しいの、ですが』









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抱きしめていた。
小さな身体が強ばるのを肌で感じる。









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「小さいな、君は」



『煉獄さんが大きすぎるんですよ。笑』









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ふふっ、とほくそ笑む君を見たら、
もう”理性”も何も突破わられていく。









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「Aすまない、」



『………！』




「説教なら、後に聞く、」









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そう言う事だけで精一杯で。
俺は彼女の唇を奪うことに熱を込めた。

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