どんどんクズになっていく。 ページ9
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伏黒 side
恵「！･･･A、」
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俺には、付き合ってる奴が居る。
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『あ、恵だ〜』
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同級生のA。
告白されたから付き合った。
別に嫌いじゃなかったし、むしろ好きだった。
俺には持ってない部分が更に強く惹き付ける。
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恵「今帰りか？」
『うん、雑用手伝わされてた〜』
恵「大変だな、お前も」
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恋人らしいことは多分もうやり尽くしてる。
手を繋ぐ、ハグをする、キスをする。
俺も初めての彼女だから調べたりもして。
･･･でも、初恋の言葉には埋まらなかった。
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『そう思うなら手伝ってよっ』
恵「俺は暇じゃない」
『私だって暇じゃないわっ』
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Aは、あの人によく似てた。
言動も仕草も雰囲気も笑い方も。全部。
初恋にしては苦すぎた思い出で。
叶うことの無かった悲しい現実でもある。
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『 恵っ【 伏黒くん 】』
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俺は自分の彼女と初恋の人を、重ねてる。
･･･叶うことの無かった。��先生��と。
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恵「A、キスしてもいいか」
『！･･･え、と』
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俺は勿論、Aが好きだ。
でも頭のどこかでふと浮かんできてしまう。
それは俺の未練であり、思い出。
��先生と付き合いたかった��という欲望。
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『め、ぐ、っ･･･』
恵「(あー･･･可愛い･･･)」
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��A��として見ることもあれば、
彼女を��先生��として見ることもある。
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恵「(虐めたい、っ･･･。)」
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つまり俺は【 最低 】だということ。
それは重々承知の上だ。
でも辞められない。辞めたくない。
願望だけが頭を渦巻いていく。
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恵「は･･･っ、、A、唇腫れてる、」
『っ！･･･か、乾燥しちゃったのかも』
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自分の唇を抑える彼女もまた愛おしい。
それと同時に狂った自分の思考が動き出す。
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【 誰かと浮気しててくれないかな 】
【 俺と誰かを重ねててくれないかな 】
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そうすればお互い後腐れなくなれるのに。と。
･･･何処まで俺は屑になって行くんだろうか。
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恵「･･･ん、もっかい」
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【 もし 】の可能性があれば良いと願う。
そうすれば俺はもっと欲に忠実になれる。
虐めたい、Aを。虐めたい、先生を。
･･この快楽に俺はまたどんどん溺れていくんだ
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美姫(プロフ) - 先生は？！傑先生は？！続きが気になります！！ (2021年7月29日 22時) (
レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
いたりー - この後どうなるのかすごく楽しみです！！！ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 3170693201 (このIDを非表示/違反報告)
いたりー - ウワッウワッ！！！うわー！←うるさい！ (2021年4月5日 16時) (レス) id: 3170693201 (このIDを非表示/違反報告)
ハルチャ(プロフ) - 毎回どうなるのかドキドキしながら読んでいます！！頑張ってください！！ (2021年3月23日 18時) (レス) id: 5180ecc88d (このIDを非表示/違反報告)
なな。 - こういう系の本当に大好きすぎるるぅ!!あなたは天才ですか!!!笑、これからも更新楽しみに待ってます!!!がんばってくださいいいい!! (2021年3月6日 21時) (レス) id: a61ae100ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shimo
| 作成日時：2021年3月1日 19時
