. ページ28
::
悟 side
悟「･･･生きてたんだ、」
傑「ああ、お陰様でね、」
.
.
親友だった。
今でもそう思ってる。
堕ちた此奴に情けをかけるほど情に熱くはない
でも聞きたいことは山ほどあった。
.
.
悟「なんでAと結婚なんかしてんの」
傑「好きだからに決まっているだろう？」
.
.
学生の時、傑はAが好きだったらしい。
硝子に後から聞いた話、だけど。
そんなの全然知らなかった。
･･･いや、正確には気付かないフリをしてた。
.
.
悟「Aはお前のこと、知ってんの。」
傑「知って一緒にいるタイプだと思うかい？」
.
.
Aは今の旦那を心底愛してた。
んなの顔見れば分かる。
仮にも元旦那って肩書きあるし。
･･･俺だって見た事ない顔で笑ってたから。
.
.
悟「･･･お前、最低だな、」
.
.
でもその相手が傑で。
.
.
傑「君にだけは言われたくないね、」
.
.
しかも嘘偽りの関係で･･･？
咄嗟に出た言舌打ちすらも木霊して返ってくる
.
.
悟「ほんとに好きなのかよ。」
傑「無論だね。口に出す事の程でもないよ、」
悟「好きなのかって聞いてんだよ！！！」
.
.
俺はAを、愛してた。
自分でも驚く程、好きで好きで仕方なかった
.
.
傑「･･･好きさ。悟、君よりもね、」
悟「はっ、ぬかせ」
.
.
別れたいと言われた時、すんなり受け入れた。
･･･彼奴はそう思ってんだろうな。
本当は死ぬ程嫌で。死ぬ程引き留めたかった。
でも彼奴の中にも、瞳にも俺はもう居なかった
.
.
��どうせ誰も。私を理解出来ないから��
.
.
前に一度だけ聞いた言葉。
凄く淋しそうに彼奴はそう言った。
溶けきれない言葉は俺の中にずっと残ってた。
そして、それは今も昔も後悔の塊でしかない。
.
.
悟「どうせ洗脳でもしてんだろ？」
.
.
傑には理解出来て、僕には出来ないの？
そんな事あるわけない。
Aが告げる事を恐れて逃げてるだけ。
僕が知る事を恐れて逃げてるだけ。
.
.
悟「早く返してよ。僕の奥さん」
.
.
まだ失ってない。
まだ君はそこに居る。
だったら僕は何度でも君を構うよ。
君の瞳に、僕の姿がしっかりと見えるまで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1673人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とくめい - 本当に物語の構成はいいんだけど...（（（ と ← のせいで直視できない... (1月30日 23時) (
レス) @page10 id: 3acf2c335e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 妹殴っていいですよね??????????ほんっと妹殴ってきますね???????????????????? (2021年5月23日 21時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - 元旦那も今旦那もたまらなく好きです…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年4月28日 8時) (レス) id: 20317e0f29 (このIDを非表示/違反報告)
クチナワ(プロフ) - 好きです！ (2021年3月7日 9時) (レス) id: 20d6e394c4 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 29ページ 一ヶ所名前変換出来ていないところあります (2021年3月5日 0時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Shimo
| 作成日時：2021年2月27日 20時
