あれが悪女です。 ページ9
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「谷地ちゃ〜ん」
谷地「しゃちっ」
「あ、出来てる！じゃあ持ってくね！」
.
.
谷地、と呼ばれた女の子が持っていたボトル。
姉御そうな女の子がそれを持って行ってしまった
.
.
『･･あれは何だい、恵くん』
恵「･･【悪女】的な」
『何じゃそれ』
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.
この間、恵に何気なく放った質問。
それが今まさに返ってきていた。
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『悪女、』
恵「分かんないですけどね、」
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溜息をつきながら谷地と呼ばれた子の後を追う
ひょこりと顔だけ覗かせると鼻がﾂﾝｯと傷んだ
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『エアーサロンパスの匂い、、』
恵「･･･別の匂いも、しますけどね」
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顔を顰める恵の視線の方を見る。
そこに居たのはさっき居た女の子だった。
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『あの子？』
恵「･･･多分、」
.
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背にある名前は【稲荷崎】
どうやら来た甲斐があったようだ。
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『帰りたい、、』
恵「早すぎますよ、」
『だぁってぇ、、「あれっ！」
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少し高めの声が響く。
オレンジ色の髪が揺れながら瞳が開いた。
.
.
日向「この間の人だ！」
『あ、、オレンジ頭くん、、』
.
.
にぱっ、と笑った彼の顔を見て私も目を開く。
そっか、、この子、烏野のバレー部員だった、
.
.
日向「だからっ『ああ、ごめん。翔陽くん』
恵「バレー部だったのか」
日向「おう！！」
.
.
日向くんの声に懐かしさが戻るが、
それと同時に周りの視線に目が泳ぐ。
.
.
『(めっちゃ見られてるー･･･)』
恵「日向、だったか。この間の事なんだが」
日向「？」
.
.
すぐさま恵の袖を掴む私を他所に、
恵は日向くんに質問を投げかけていた。
.
.
日向「ああ！それならあ、ﾝｸﾞｯ！」
恵「デカい声では言うなっ」
日向「ﾓｺﾞﾓｺﾞｯ･･ん、ｯ､稲荷崎の人、だけど」
.
.
眉を下げる日向くんの回答にまた肩が落ちる。
当たっていた事への喜びと任務への気怠さ()
.
.
日向「んで？何でいるんだっ？？」
恵「にん『あーっと、！！』
.
.
��任務��なんて言えるか、馬鹿者！
.
.
恵「なんですか」
『任務なんて言ったらややこしくなるっ』
恵「じゃあ何て、」
『･･お仕事「一緒じゃないですか」
.
.
ワラワラと人の声が溢れ出す。
2人して汗を掻く中、ポンッと肩を叩かれた。
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LOTTE チョコレート - 素敵な作品でした。だんだん涙が溢れてきて何て書いてあるのかわからなくなる位たくさんの涙でした。こんなに素敵な作品を書いてくださりありがとうございます‼️ (2023年1月2日 12時) (
レス) @page50 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
全推し - 完結お疲れ様です！ (2022年7月18日 19時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
全推し - 気がついたら涙がポロポロと出るような作品で、五条先生の最後の言葉がもう涙腺をぶっこわしましたwww (2022年7月18日 19時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もう！すんごい泣きました！自分で好きな人を殺さなくてはならない五条先生に涙が止まりませんでした！お疲れ様でしたー！ (2022年2月26日 0時) (レス) @page50 id: 1237ffaaa6 (このIDを非表示/違反報告)
椿（つばき） - この夢小説で泣きそうになりましたよ！ハイキューはあまりわからなかったけれどこれをきにハイキューも見ようと思いました。（；＿；）私は心の底から泣いたことがないので今日見た夢小説では心の底から笑えました。ありがございました。これからも応援しますので！ (2022年2月22日 1時) (レス) @page49 id: c4d8ec2d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shimo
| 作成日時：2020年12月24日 20時
