手紙 ページ41
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悟「･･･良かったの？何も言わなくて、」
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車に揺られる2人は互いに逆方向を向いていた
話しかける五条もまた、目を逸らしている。
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『うん、手紙は置いてきたから。』
悟「･･･そっか、」
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それが彼なりの優しさであり、
それが彼女なりの戒めになるのだろう。
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『先生･･･ありがとね、』
悟「！」
『凄く、楽しかった』
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その一瞬、合わせてもないのに同時に動いた。
2人とも少しずつ顔を歪めていく。
仲良しと言われても可笑しくない程にだ。
でもそれがまた残酷な未来を想像させる。
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悟「また会えるよ。いや、会わせてあげるよ」
『･･･それは、楽しみだなぁ』
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彼女に��友達��を作る概念は無かった。
もう長くない生涯だからだ。
辛くなるのは自分自身。だから遠ざけていた。
そんな彼女が自ら��礼を言った��んだ。
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『(また、会いたいなぁ)』
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表情で彼女を分かってしまう五条。
そこまで執着している彼は思った。
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悟「(･･･絶対、死なせてたまるか、)」
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( その頃 )
侑「？！、愛歌？！？！」
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帰ってこない彼女を探していた部員達。
金髪頭が目立つ男がまず1番に駆けつけていた
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黒尾「誰か先生呼んでこい！」
清水「はっ、はい！！」
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優しい部員達だ。
彼女を囲んで心配そうな顔をしている。
中心の金髪･･･宮侑は愛歌の顔を軽く叩いた
��起きいや！��と声を落としながら叫んでる
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影山「･･･？ポケットのってなんすかね、」
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ふと影山が見つけたのは小さな紙。
愛歌のポケットからはみ出ていたのだ。
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愛歌「ん、」
侑「！、大丈夫か？！痛いとこあらへん？！」
愛歌「･･･っ、と、？」
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彼女は周りを見て首を傾げた。
この状況を把握出来てないんだ。
それにさっきよりも垢抜けた感じを出している
そのせいか��ごめんなさい��と小さく呟いた
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北「無事ならええよ。とりあえず先生んとこ行こ」
愛歌「っぁ、の、湯浅さん、はっ」
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その名前に全員が目を開く。
加えて後ろから��湯浅さんからだ��と声が飛んだ
.
.
北「とりあえず俺らは帷子に着いとくわ。」
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北と侑は愛歌に付き添う。
返事する者、焦る者。多種多様の中。
愛歌は小さく、ずっと謝り続けていた。
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LOTTE チョコレート - 素敵な作品でした。だんだん涙が溢れてきて何て書いてあるのかわからなくなる位たくさんの涙でした。こんなに素敵な作品を書いてくださりありがとうございます‼️ (2023年1月2日 12時) (
レス) @page50 id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
全推し - 完結お疲れ様です！ (2022年7月18日 19時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
全推し - 気がついたら涙がポロポロと出るような作品で、五条先生の最後の言葉がもう涙腺をぶっこわしましたwww (2022年7月18日 19時) (レス) @page50 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - もう！すんごい泣きました！自分で好きな人を殺さなくてはならない五条先生に涙が止まりませんでした！お疲れ様でしたー！ (2022年2月26日 0時) (レス) @page50 id: 1237ffaaa6 (このIDを非表示/違反報告)
椿（つばき） - この夢小説で泣きそうになりましたよ！ハイキューはあまりわからなかったけれどこれをきにハイキューも見ようと思いました。（；＿；）私は心の底から泣いたことがないので今日見た夢小説では心の底から笑えました。ありがございました。これからも応援しますので！ (2022年2月22日 1時) (レス) @page49 id: c4d8ec2d2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shimo
| 作成日時：2020年12月24日 20時
