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?「ほーら、ボーッとしないで手を動かす。」
「いったああ…、わかってるよ。」
彼は私のおデコをコツッと叩いた。
彼にブツブツ文句をいいながら、私は左手でおデコをさすった。
もうすぐ下校時刻だというのに、私は今日までに出さなければならない課題が終わっていない。
学年トップに入っている彼は、先生に『幼馴染なんだから』と言われて私の面倒を押し付けられたらしい。
?「どこで止まってるの。 ほら、 見せて。」
「...」
そう言って前に座っていた彼は、グイッと私の顔に近づいた。
正確には、『私の課題プリントに』なんだけど..
驚きで瞬発的にスッと後ろに逸れる。条件反射というものだろうか。
?「なにやってんの 」
上目遣いでこちらを見つめてくるのは、もはや計算なんじゃないかと思う。
だって、美男子すぎるから。もともとなにをしてもカッコいい。
なのにそういう余計な行動をして女子は、
彼という抜け出せない甘いトラップにハマっていくのだ。
でもハマったら実は甘くなんかなくて、辛すぎるんだと知ることだろう。
「...なんにも」
私もその一人だったりする・・・。
甘くて、辛い落とし穴にハマったんだ。
数年前、いやもっと前かもしれない。
私が彼を好きになったのは...
気付いたのが高校生になって一ヶ月経った時。
でも、これは叶わないんだ。
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上野椎香(プロフ) - らじっこ☆さん» ずっと前に作った作品なので、現実感なさすぎて失笑です、、(笑) (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
上野椎香(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます!楽しみに待ってますね、、(^_^*) (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
上野椎香(プロフ) - せいなさん» わかりにくくて申し訳ないです!検討いたしますね、ありがとうございます!!! (2018年8月29日 15時) (レス) id: 58cdc308db (このIDを非表示/違反報告)
らじっこ☆(プロフ) - 設定を見ただけで、ヒロインのハーレム感が半端ない笑。ひとりくらい現実世界に譲ってほしい(笑) (2018年8月29日 2時) (レス) id: 37b088b898 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 素敵なお話ですね♪最後のお話がとても楽しみです!最後まで読んだらもう一度感想書こうと思います!これからも頑張ってください!(*∀*) (2018年8月27日 16時) (レス) id: 68d0086a07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上野椎香 | 作成日時:2015年5月12日 21時