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言葉で伝えなくちゃ ページ23

「ショッピってば物には執着しないのに、昔渡したブルースターだけは、押し花にまでしてずっと大事に取っていてくれたからこのお花好きのかなぁって!」


 幼い頃貰ったそのままの姿で、ブルースターは鉢植えの中で笑っていた。


「今回は沢山取ってきたからね!これなら長く鑑賞出来るでしょ!?」

「それで授業休んでこんな姿になってるの?
……ほんと、馬鹿やな」

 そう言いながらもショッピの口元には笑みが滲んでいた。相反するように眉間には皺が寄っていたけれど、今は嬉しさの方が勝っていた。

ブルースターより何より、あんなに昔のことを彼女がずっと覚えていてくれたことが嬉しかった。


Aは花を渡すと、深々と頭を下げた。


「ごめんね。確かに私、この姿なら何しても良いって考えてたかも。浅はかだったよね。ショッピが怒るのも無理ないよ」

「それは……」

「それに、ショッピも構えば良かったね! さみしかったよね!」

「……」



急に子供扱いが始まって、ショッピは半眼になった。

やはり自分はどこまで行っても彼女の義弟なのだと実感させられる。


しかし、落ち込みかけた次の瞬間、ショッピの思考はピタリと止まった。
Aが抱きしめてきたのだ。
昔のように背中を撫でて、彼女は優しい声を出す。


「ごめんね。不甲斐ないお姉ちゃんでごめんね」



その時、先ほどのアイリの言葉が耳朶に蘇った。


『ですから、「気づいてもらおう」とか「意識してもらおう」というのはおこがましいのではないでしょうか?

告げられてもいない感情に気づけるほど、今の彼に余裕はないでしょうし』



ショッピはAの背に手を回す。ぎゅっと身体を引き寄せれば、彼女はやっぱり姉の顔で微笑んだ。


「俺さ。……姉さんのことが好きや」

ひび割れたカップ→←何かがつながるように



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シアン - (∂ω<)-★さん» 惚れたなんていってくれて嬉しいですっ(はぁと)応援ありがとうございます!更新がんばりますね。 (2021年2月20日 14時) (レス) id: 1247c6a30c (このIDを非表示/違反報告)
(∂ω<)-★ - え。惚れた。良ければ俺とお話しませんか?ハァト(痛い)これからも頑張ってくださいっす!応援してやす!^ω^ (2021年2月19日 23時) (レス) id: 783e49e84a (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 夕凪さん» コメントありがとうございます!ついにいってしまいましたね笑笑 今後の展開に是非ご期待下さい! (2021年2月14日 10時) (レス) id: 1247c6a30c (このIDを非表示/違反報告)
夕凪 - ((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアアついに、ついに!syo君が好きって言っちゃったよ!? (2021年2月14日 7時) (レス) id: a0f47df358 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 紅鴇@端末垢さん» いえいえ、いつもお褒めの言葉とともにコメントしてくださっていてとても嬉しいです。よかったらこれからもみてくださると嬉しいです!いつも本当にありがとうございます! (2021年2月13日 20時) (レス) id: 1247c6a30c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シアン | 作成日時:2021年2月4日 23時

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