101話 ページ7
青年会方々の素っ頓狂な声
目を丸くしている それも当たり前か
「矢張り正直に話すと解り合えますね!僕の担当した事件では皆さんそうやって素直に告白して頂けるんですよ!」
「そうなんだ!」
ほんわかすぎる会話 一瞬油断をしてしまった
背後から近づくもう一人の仲間に気がつかなかった!
毒薬……は飲まされてないが賢治君は前のめりに倒れる
「!」
「賢治君!」
思わず声をあげたが彼は慥か身体強化の異能だった筈 恐らく大丈夫だろう
「先ず一人」
殴った男がニヤリと笑う
両手では数えきれないくらいの人達が私達を取り囲む 中には先程のような鉄パイプを持った人やナイフを持った人がいた
「ど、どうしようAちゃん」
「この人数はかなりきついですね…猫がいる上で戦うとなると更に…。異能を使えば一発ですが殺すわけにも勿論いけませんし」
「怖いこと云わないでよ!Aちゃんの異能ってそんな怖いの!?」
「あ、そういえば異能の詳細云ってないですね」
「おい!なにごちゃごちゃ喋ってんだ!やっちまえ!」
「くっ…!」
「_____ッ」
仕方ないので臨戦体制をとる
圧倒的な人数、力の差と思われたが
「あいたた…」
一人の少年の声によって形勢逆転した
賢治君が声を漏らし頭をかきながら立ち上がったのだ
鉄パイプを持っている人は先の折れ曲がったパイプと賢治君を交互に見る
「あ 気にしないで下さい こんな事もあります。田舎では牛の機嫌が悪くて云う事を聞かないのなんてしょっちゅうでした」
「そう云う時は____」
ガシャンと大きな金属音をたてて車が上に上がる_______それも賢治君の手で
持ち上がった車は吹っ飛ばされる_______それも賢治君の手で
手持ちが空になると道路標識を折って手に取る_______それも____ってこのくだりいいよね
周りの人達は彼の怪力により制圧されていく
逃げまとう人や倒れて気絶する人を哀れに見ながら二人は呟いた
「そういえば賢治君…怪力の異能だった」
「無…無理だこれは」
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ぺぽん(プロフ) - 迷たんてーさん» いえいえ、とても参考になりました。ありがとうございます! (2023年2月26日 6時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» に載せています。長文で申し訳ないです。 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» お返事遅くなりすみません。面白いと言っていただきとっても嬉しいです!そうですね、アイデアを出そうと思っても出ないものなので、ある時突然頭に降ってきます。あとは私は生粋の夢女なので、原作を見ている時に夢主はこんなことをするのかなと時折考えて、それを小説 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - しがない一般人さん» お返事遅くなりすみません。ありがとうございます (2023年2月26日 0時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました!オリジナルのお話も含まれていて飽きません。質問なのですか、どうやってオリジナルの話を考えていますか?イメージが突然降ってくるものなのでしょうか?良ければ教えてください! (2023年2月20日 3時) (レス) @page16 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷たんてー | 作成日時:2019年2月22日 18時