117話 ページ23
「社長」
乱歩さんがいつになく真剣な顔をして社長を見つめた。社長は彼と目線を合わせて
「お前も私と同意見か」
とだけ云うと乱歩さんは返事はせず、コクと頷いた
与謝野女医、賢治君、私も目線を合わせ静かに頷く。各々 静かに準備をして講堂の出口へと向かった
「Aちゃん」
自身の茶髪を髪留めで結っている時に、乱歩さんに呼び止められた。振り向くと何か訴えているような、そんな目が二つ。
「
直々の
「はい。勿論です」
パチン、と音をたてて髪留めを弾いた。軽く髪をひと撫でして背中に一つ結びを持っていく
机に立てかけておいた鉄パイプを手に持ち肩においた。チンピラとか思っちゃ駄目だから
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「おやァ?A、緊張しているのかい?」
「そりゃあ緊張してますよ。あの人絶対強いもん。なんなら帰りたいですよ」
「大丈夫ですよ!何とかなりますって、きっと!」
「まァ安心しな。若し怪我したら妾がちゃあんと“治療”してやるからね」
「解体する気ですよね!治療を強調しないでください!」
線路の道中、おぞましい会話に発展しているが このやりとりで少しだけ緊張がほぐれた。全くお二人には敵わないな
ところでAさん、と明るく疑問を持った口調でまた新たな話題を持ちかけられた
「その鉄パイプは何ですか?」
牛を牽引する為のものですか?
きらきらした目で問いかける彼だが、そんなものではないので頬をかいて少し目をそらした
「あ〜…うーん、ちょっと
「御呪い!すごいですね!」
「ごめん。やっぱりそんな大したモノじゃないわ。ちょっと私がいじくって作った謂わば戦闘道具と云うか何というか」
「……お二人さん方、無駄話もここまでのようだよ」
与謝野女医が カツン、とヒールの音を一際 大きくだすと お求めの人物の姿が見えた
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更新状態のところを見たら「更新停止って書かれてるじゃん!」となりました。そんだけ更新してないという事ですね。ほんとすみません。言い訳させてもらいますとですね(文字数)
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ぺぽん(プロフ) - 迷たんてーさん» いえいえ、とても参考になりました。ありがとうございます! (2023年2月26日 6時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» に載せています。長文で申し訳ないです。 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» お返事遅くなりすみません。面白いと言っていただきとっても嬉しいです!そうですね、アイデアを出そうと思っても出ないものなので、ある時突然頭に降ってきます。あとは私は生粋の夢女なので、原作を見ている時に夢主はこんなことをするのかなと時折考えて、それを小説 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - しがない一般人さん» お返事遅くなりすみません。ありがとうございます (2023年2月26日 0時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました!オリジナルのお話も含まれていて飽きません。質問なのですか、どうやってオリジナルの話を考えていますか?イメージが突然降ってくるものなのでしょうか?良ければ教えてください! (2023年2月20日 3時) (レス) @page16 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷たんてー | 作成日時:2019年2月22日 18時