兄弟 ページ33
「ていうかカルト、何かあったの？」
突然イルミさんが鋭い視線をカルトちゃんに向ける
雰囲気が一気に変わったな
「キルア兄様が出ていきました。お父様がお許しになったから」
『え！？』
自力で？しまったな、どうやって脱出しようここから
「そう、もう行っていいよ。」
イルミさんが考えるように座り込む
……カルトちゃんって実の妹だよね？
「はい。お母さまがホールで待っているそうです」
返事をしないイルミさんに、違和感が過る。カルトちゃんはまだ小さい。報告ありがとうって、そう言ってほしいのではないだろうか
カルトちゃんが出ていった部屋は、殺風景な景色も相まって暗く淋しい
『イルミさん、大切な妹さんでしょう？褒めてあげなきゃダメですよ。』
「うるさいな。妹って言ってる時点で自分が部外者だって分からないの？」
……まさか弟だったり、、？
『それは、すみません。あんなに可愛いから妹だと……』
「それにさ、褒めたって変わらなくない？」
不機嫌に足を組むイルミさんは、本当にそう思っているみたいだった
『そういうところですよ、キルア君に嫌いって言われるのは』
「誰がそんなこと言ったの？」
目を見開いてこちらを見る表情は、さながら猫のようだ
『勘ですけどね。あれ、図星？』
「殺すよ」
本当この人はすぐ殺すのだの、どんな教育を受けてきたんだろうか
『私はもう行きますけど、カルトちゃんに冷たくしたりしたら戻ってきてプレーンバスターしますからね？』
「まだキルアの話してないけど」
『いえ、やらなきゃいけないことを思い出したので出口教えてください』
なるべくキルアが出ていったと同じ出口がいいな。探しやすいし
立ち上がって入り口に向かうと、体の重心が横に動く
「俺の話も聞いてよ」
私の腕を掴んだままのイルミさんは、ひどく幼く見えた
『……今は急いでるのであれですけど、また来ますから』
「今。」
がっしりとホールドされた腕が離される気配は無い。これはまた面倒くさいことになってしまった
「なんで試験終了したのにヒソカと居たの？」
『あぁ、あれですよ。なんかこう意気投合しちゃって二人で野球観戦してたんですよ』
「へぇ二人で同じ部屋に泊まってたんだ」
『WAHT！？』
なに？イルミさんってエスパーだったの？
いやおかしいよね、野球って隠語だったの？え？
￣
『外見は良いのに中身が終わってるんだよな、二人とも。誰とは言わないけど。うん』
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shela(プロフ) - 狐海さん» こんばんは、この不定期過ぎる更新のなか、待っていただき、そしてコメントまでいただき…本当にありがとうございます！正直、この小説を読んでくださっていた読者の皆さんが今も待ってくれているのか不安でした。とてもとても嬉しいです！感謝です！頑張りますね！ (2021年12月27日 22時) (
レス) @page22 id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
狐海(プロフ) - こんばんわ、更新お待ちしておりました…！語彙力無くなるほど嬉しかったです…勢いのあまり最初から読み返してしまいました！！大好きです！ (2021年12月27日 19時) (レス) id: ce22822f8d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - Amaneko*さん» 暖かいお言葉、本当にありがとうございます…!女神様…!すごく嬉しくて、感動が止まりません!なかなか更新できなくて申し訳ないです…楽しんでいただけるような小説を書けるように全力で頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2021年4月24日 19時) (レス) id: 4707b9ae72 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - まるめがねさん» 返信遅くなってしまい、本当にごめんなさいっコメントありがとうございます！すごく嬉しいです〜ありがとうございます。スローペースになってしまい申し訳ないです…全力で更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2021年4月24日 17時) (レス) id: 4707b9ae72 (このIDを非表示/違反報告)
Amaneko* - 拙い文章で日本語が可笑しくなっていたらすみません｡長文失礼しました。 (2021年4月20日 18時) (レス) id: 56cf223618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2019年7月16日 0時
