実行 ページ29
「チェックアウトですね？かしこまりました」
ヒソカさんと生活をすること2日半。
私達の奇妙な共同生活は終わりを告げようとしていた
フロントでお礼を言った後に、ホテルの外へ出る。
辺りはもう肌寒い
『18時にチェックアウトしたのは初めてですよ』
「寝込みを襲うみたいで愉しいね♥」
『いえ全然』
上空からポチが下りてきてドラちゃんを受けとる
ゾルディック家不法侵入って行方不明のニュース流れてもおかしくないよね
『それで、この時間バスってありましたっけ？』
「あぁ、走るよ♦」
平然と呟くヒソカさん。走る？ククルーマウンテンを走る？
『そ、それじゃ私はポチに乗りますね』
「んー、執事に気づかれそうだから出来ればボクが運びたいんだけど♣」
執事の目を掻い潜るのね。あれか、おばあちゃんがいってたやつか。絶だっけ
『私が獣化した上で絶をします。それでいいですか？』
「オーケー♥」
まあ、多分出来るよ。半分忘れてるような気がするけど
早速先を行くヒソカさんに追い付く
『ヒソカさん。一昨日でしたっけ、幻影旅団の団員だって言ってましたけど盗みとか興味あるんですか？』
「無いよ♠」
そう爽やかに返されても。一体何のためにその集団にはいってるんだ
「縁があってね♦キミはあまり驚いてないみたいだけど」
『露天風呂に入ったとき、オーラが流れるのを感じたんです』
体に何か仕込んでるだろうなとは思ったけど。
『旅団は、団員番号を体に刻んでるそうじゃないですか。少し気になってたんですよね』
「成程ね。その通り、ボクが使っているのはオーラで作った刺青だよ♥」
倉橋ちゃんから旅団の目印として聞いてはいたけど、まさかこの人が付けてるとは思わなかったわ
『旅団ってどんな人がいるんですか？』
「後輩ちゃんってどんな子？」
質問に、質問で返すなピエロ！
景色が森林になってきたところで、私は携帯を取り出す
『倉橋ちゃんの事は教えられませんけど、私ならいいですよ。交換条件でどうですか？』
「えー、キミの番号は要らないなぁ♣」
真顔で呟くヒソカさん。普通に傷つくんですけど
「じゃあ質問、いいかい？」
『あ、はい』
「何処で生まれて何をしてきたか、獣人のキミが人間社会に紛れ込む理由を教えてよ♥」
『うわぁ、凄いドストレート』
もっと好きなものとかイージーな質問かと思ったよ
____
『知りたがりのピエロのヒソカ。……なんか、絵本の名前みたい。出版できそう』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 252人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
shela(プロフ) - 狐海さん» こんばんは、この不定期過ぎる更新のなか、待っていただき、そしてコメントまでいただき…本当にありがとうございます！正直、この小説を読んでくださっていた読者の皆さんが今も待ってくれているのか不安でした。とてもとても嬉しいです！感謝です！頑張りますね！ (2021年12月27日 22時) (
レス) @page22 id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
狐海(プロフ) - こんばんわ、更新お待ちしておりました…！語彙力無くなるほど嬉しかったです…勢いのあまり最初から読み返してしまいました！！大好きです！ (2021年12月27日 19時) (レス) id: ce22822f8d (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - Amaneko*さん» 暖かいお言葉、本当にありがとうございます…!女神様…!すごく嬉しくて、感動が止まりません!なかなか更新できなくて申し訳ないです…楽しんでいただけるような小説を書けるように全力で頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2021年4月24日 19時) (レス) id: 4707b9ae72 (このIDを非表示/違反報告)
shela(プロフ) - まるめがねさん» 返信遅くなってしまい、本当にごめんなさいっコメントありがとうございます！すごく嬉しいです〜ありがとうございます。スローペースになってしまい申し訳ないです…全力で更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします! (2021年4月24日 17時) (レス) id: 4707b9ae72 (このIDを非表示/違反報告)
Amaneko* - 拙い文章で日本語が可笑しくなっていたらすみません｡長文失礼しました。 (2021年4月20日 18時) (レス) id: 56cf223618 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：shela | 作成日時：2019年7月16日 0時
