社畜少女がハンター試験を受けるらしいです3［H×H］

飲み会 ページ23

『よ、よし田所君。本人がいらっしゃったしここは男を見せようぜ！』

「え、いやだな先輩。僕が何をしたって言うんですか」

先程から笑いが止まらないヒソカさんの横で冷や汗を流す
頑張るんだ田所

「なんですか？ていうか田所さん会社来てます？」

うわ本気で疑ってたの？流石に酷いって！

「毎日出勤してますからね、その、いや。あれです！い、色んな面で好きな方もいますし」

「ｸｸｸｸｸｸ♠」

『こら！そこのピエロ爆笑しない！』

田所君が勢いで叫ぶと暫くの静寂が訪れる。どうしよう怖い

「そうだったんですか。……じゃあ私のデスクに顔出してくださいよ」

「え？」

「待て田所、これは罠だ！！」

私もデイビス先輩に同感だ。自分の仕事押し付けるつもりだぞこの悪魔

「違いますよ。まぁ8割当たりですけど」

『それは当たりって言うんだよ！！』

「ていうか、田所さんの話は置いておいてA先輩の話が聞きたいです」

流石小悪魔倉橋め。田所君の好意を何だと思っているんだ。

「イルミのこと、どう思ってるか知りたいな♥」

「は？例の男ですか？」

倉橋ちゃんの冷え切った声と目がこちらを貫いている。ピエロめ。何回やらかしたら気が済むんだ

『いや、なんにも思ってませんよ？』

「本当かな？トリックタワーであんなコトしてたのに？」

『文句があるなら具体的に説明してみろやこのピエロが！』

適当な事を言いやがって！

「誰だかしらんが物好きだな。Aを好きなんて三丁目のダニエルくらいだろ」

『山田君は１回黙ろうか！？』

ヤケになって二本目のビールを開けると、景気の良い音が響く

ヒソカさんも、既に開けているようだ

「あれ、ブラウンとはどうなったんだお前。」

『勘違いでした勘違い！ポエム書いてすみませんでしたね！』

人の話だと思うとえぐりたくなるの分かるけど辛いってば

「じゃあ、ボクのことは？」

かなり呑んでいるというのに顔色が全く変わらないヒソカさんがこちらを見る

腹立つな。己の容姿を把握してる感じ腹立つな！

『イルミさんとヒソカさんどっちか選べって言われたらイルミさんですかね……』

危険度の問題かな。うん。ほらイルミさんには特に何もされてないから

「へぇ♣じゃあボクとネテロ会長どちらかと付き合えって言われたら？」

『待ってその組合わせ反則ですよね、どっち取っても何かを失うことになるじゃないですか！』




￣
『あはは、こんなアグレッシブ恋バナは初めてだよ』

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