社畜少女がハンター試験を受けるらしいです3［H×H］

名残 ページ11

『さて、試験も終わったことだし帰るべきだけど』

庭で遊んでいた動物達を回収し、薔薇のアーチの中を一人歩く。
仲間が一人あんな形で脱落してしまったんだ。帰るにも帰れない。なんとかして、キルアを助け出すことはできないのかな

『会って、もう一度話したいよね』

「くあっ」

『ん、誰かいる……？』

微かに聞こえる声に、顔を上げる。エントランスには無事に新ハンターとなった皆が和気あいあいと集まっているようだ
……和気あいあい？

「ちょっと、ギタラクルに話があるんだ。Aは待ってて」

『お、おう！』

「聞き出すまで帰るつもりはない。なんとしてでも、」

『オーケー。クラピカ、平和にいこうね平和に』

「ちょっと面白そうだから見てくるけど、帰ったら駄目だよ♥my angel」

『……』

殺気だつ3人と謎のピエロ。私を指差して笑う忍者

『おい忍者何がそんなに面白いんだこら』

「もしかして最後の最後にヒソカがプロポーズ…ぶふっはは！」

てめぇこの野郎私はもっと遊ぶんだじゃなかった縁起でもないこと言うんじゃない

「悪い悪い。ちょっとふざけたがあれだ、お前にはジャポン精神を感じるからな。」

メール番号が書かれた紙を差し出される

『まぁジャポン人に囲まれてるから私。良い友達になれるよ』

紙を受けとると、ハンゾーは笑顔で頷く

「またな、元気でな！」

『うん！バイバイ』

もう、お別れだ。私も倉橋ちゃんに電話して、、

『もしもし倉橋ちゃん試験終わったよ』

「はいはい、お疲れ様でした。早速明日から先輩に頼みたい要件があるんですよ」

『おう任せとけっ！、てあれ。私ライセンス…』

なんのためにとったんだ自由のためだろ！？

「先輩がいなくったら私練炭買いますよ」

『待って、冗談は冗談っぽく言いなさい』

晴れてハンターになれたのになぜ私は働くんだ退職だ退職

『じゃあ2週間後にはいなくなるってことで』

「嫌です。山田さんがどうなってもいいんですか？田所さんが私に書いたラブレター公衆トイレに貼ってもいいんですか？」

『良かったな田所。これで人気者だぞ』

「……ブラウン先輩に言いますよ？A先輩がブラウン先輩と良い感じだって浮かれて池に落ちて全治二週間の捻挫したと思ったら結局勘違いでバレンタインチョコレートを己の力で砕き割ったって」

『ギャアアアア！黒歴史ウワアア！』



￣
『え、私がいない会社なんて中身のないあさりと同じ？やだなぁ照れちゃう♡』

色→←一件落着

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