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15:素敵帽子、真実を知る ページ15

どんどんイライラが募っていく。あぁ、もう!!誰だよ!!あの男!!見たことあるのに…クソっ!!
その子と彼氏?の男は公園へ…一目惚れした女の子は男に促されるまま公園のベンチに座って、男は移動式のワッフルのお店へ向かった。チャンスだ…


「お…おい…!!」

「だ…誰ですか!!」



また泣き出しそうな声をした。なんで泣かれんの?俺なんかした?確かに…ぶつかったのは悪いが…。



「お…おい泣くなよ…俺はただ…あの時の…ぶつかったことを謝りたくて…。」

「いやっ!!」



話すら聞いて貰えない…ヤバい…




どうしようか悩んでいたその時だった…




「Aちゃーんワッフル買ってきたよー。」




俺の嫌いな男の声。おいおい…嘘だろ?



「ゲッ…中也…なんで君がここに…。」

「てめぇーこそ!!なんで!!」

「しかも…泣かせてる…。」

「いや!!これは…ちげぇーんだよ!!」

「違う?何が?女の子…泣いてるよ?」



あーもーめんどくせぇ!!



「てめぇーなんなんだよ!!とっとと失せろや!!」

「失せるなら君が失せなよ。なんで私が失せなきゃなんないの?」

「普段から死にたい死にたい言ってる野郎が何言ってやがる!!とりあえず失せろ!!」

「無理。君が失せてくんない?」

「俺はこの子に様があんだよ!!」




あーめんどくさい!!めちゃくちゃめんどくさい!!





「お…治さん…。」




そう言って女の子は太宰に抱きつく。はぁ?




「ワッフル買ってきたのに…蛞蝓のせいでゴメンねAちゃん。」

「おいおい…どう言う関係だよ。」

「夫婦だけど?ちなみに1児のパパになる予定でーす。」

「はぁ!?」




ショックどころじゃない。衝撃しかない。はぁ?夫婦?1児のパパ?え?結婚してんの?は?どういうこと?はぁ?



「ふふ、受けてるねぇ…良い反応ありがとう…。」

「はぁ?」

「君が私の大事な大切な天使な人魚姫を泣かせて…怖がらせた様だから…シバいてやったの。精神的にね?しかも…見ちゃった様だし?好きなったんでしょ?お見通しだよ。君の休日を把握させてもらったから…わざとこうなる様仕向けたんだよ。Aちゃんゴメンね?あとでもっと美味しいお店に連れて行ってあげるからね。」



仕組まれていた…それだけでも衝撃が消えなかった。

16:白い王子さまは謝りたい→←14:その愛に名前はない



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落蕾 - テスト期間にこの作品にハマってしまった私は末期。めっちゃ面白かった!!!(テストやばし) (6月22日 0時) (レス) @page33 id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
中二半の彼女は霜月さん(プロフ) - (=^・^=)さん» すみません、どういう意味ですかね。コレ太宰オチなんですが…何故中原なんですか? (2020年9月11日 13時) (レス) id: 56aff94d54 (このIDを非表示/違反報告)
(=^・^=) - 中也からも一言欲しいな。 (2020年9月11日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - とっっても面白いです!続き楽しみにしてます!頑張ってください!! (2020年8月1日 23時) (レス) id: da5e25c6ab (このIDを非表示/違反報告)
- キュン死確定! (2019年12月18日 14時) (レス) id: 2bb6188c6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年10月19日 23時

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