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7:後悔は出逢ったこと? ページ7

「ただいま戻りましたー。乱歩さん今日買ってきた駄菓子の備蓄は奥に入れるので、手前から食べてくださいねー。
与謝野さんの頼まれ物はこの袋に入ってますよー。」

「ありがとうA。助かったよ。」

「ありがとー原仲くーん。」

「いえいえー。」



買い物が終わればあとは只管事務作業をするだけ。今日はきっとこのまま彼は帰ってこない。多分家に直で帰ってくるのだろう。ご飯作って待っているか、作っている間に多分だけど帰ってくる可能性もある。
ご飯は太宰くんが好きな物を作ろうかなあー。と呑気に考えながら資料や報告書、書類を作成していく。



「中島さんコレのこの資料はこんな風にすると良いと思いますよ。コレはココが参考になります。良かったら使いますか?」

「は、はい!!ありがとうございます!!」

「じゃあ頑張ってくださいね。」




貼り付けたような笑顔で言うと、中島さんは少し照れたように見えた。何で照れるのだろうか…普通じゃないか。しかも貼り付けたヘラヘラした顔…何がドキッとする要素があるのか…。私には全く分からない。




「ナオミさんコレをコピーお願いできませんか?私にも控えとして欲しいのでお願いします。」

「分かりましたわ。」




他人行儀なんて今更だし当然のこと。何がおかしいことがあるの?ねぇ、太宰くん…貴方は私のどんな所を好きになったの?こんな私のどこに魅力があるの?惚れる要素なんてあるの?
私には全く分からないよ…。なくなったから…心にも全てに距離が出来たの?




心がない私、ヘラヘラとして何かあればへらっと笑う私は人形みたいで気持ち悪いじゃない。





「国木田さんコチラをどうぞ。とりあえず事務にコレを提出しに行ってきますね。」




と部屋を出てから…




「グフッ、ガホッ、ゲホッ!!」




急に胸が苦しくなってしゃがみこんで、心臓部分を抑える。苦しい…痛い…辛い…。空いた手で口元を抑えたら…




「ははっ…死期が近いですか…。もうタイムリミット迫ってるんですねぇ…。」



誰にも見られていなくて良かった…特に…




「アンタ…大丈夫かい!!」




与謝野さんで良かった…。



「みんなに気づかれます…お静かにお願いしますよー。」

「アンタ…そんなこと言ってる場合じゃ…。」

「んふふ、大丈夫ですよー。薬も飲んでるんですよ?あーあ…服が赤くなっちゃった。」




お気に入りだったのに…

8:どうにもならないこともある世の中→←6:貴方は私の前へ向こうに進む



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人生楽しんだもん勝ち - めちゃくちゃ泣きました、こんなに泣いたのは久しぶりでした。素敵な作品をありがとうございます。 (2021年8月3日 14時) (レス) id: 0301fd6d5d (このIDを非表示/違反報告)
シュメール人 - なんか、、やばい、、、、、 (2021年5月18日 1時) (レス) id: b636df43a5 (このIDを非表示/違反報告)
- コメント失礼します。凄く感動しました。素晴らしい作品を有難うございます。 (2020年5月4日 18時) (レス) id: 43b5f5b23e (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - 占ツクみて何年も経ちますがこんなに泣いたの初めてです…最高の作品でした!!本当にありがとうございました。 (2020年5月3日 23時) (レス) id: 0ebbee04e8 (このIDを非表示/違反報告)
- 泣きすぎてやばいです!呼んでいた1時間があっという間でした!本当にありがとうございました! (2020年1月4日 2時) (レス) id: 29d08050fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月6日 2時

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