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>Sakuma side.



『あ、翔太ちょうどよかった!いま呼ぼうと思ってたんだよ』

渡「ん、なんとなくそんな気がした」


ちょうど晩御飯の支度が終わって今から呼びに行こうかって頃、数十分前に帰ってきた翔太がスーツからTシャツに着替えて2階から降りてきた。

ちなみにふっかは右手が使えないAちゃんの代わりに食器運びをしてる。


深「それ俺が運ぶよ」
「いや、でも」

深「いーから、ほらAちゃんはここ座って」


ふっかにぐいぐいと押されちょこんと椅子に座った彼女は、申し訳ない、というように眉を下げる。

それからあたりを見渡すように動いた視線が俺とぶつかって。

きょとんとしてる彼女に笑ってみせたら、彼女もふわりと笑顔を見せてくれた。


かわいいなぁ、

あ、変な意味じゃなくてね?純粋にいまの笑い方とかが可愛いなって、そういう話。



そんなAちゃんを見ながら、俺はさっき彼女が言っていた言葉を思い出す。


"食べて欲しい人がいて、…その人に、喜んでもらえるかなって、"


あれって、どういうことだったんだろう。

食べて欲しい人って、Aちゃんの好きな人とかそういうこと?……それにしてはひどく切ない顔をしていたけれど。


………もしかして、好きだった、人、とか?

自分で出したその推測に、胸の奥がとくりと変な音を立てた。


そういやAちゃんって、彼氏とかいないのかな。今のところそういう影は感じたことないけど、

こんな男しかいないところに入ってきても大丈夫ってことは、いまは恋愛とかそういうのには興味ない的な感じ?


初めてここに来た時から、俺らが男だからとかそういうのはあんまり気にしていなかったような気がする。

最近ではその傾向はますます加速して、薄着一枚でリビングをフラフラしてることもあるから、むしろ俺らの方が気にしてるって感じ。


ただの同居人の俺たちの間に、知らないことがあるのなんて当たり前なんだけど。


Aちゃんにさっきみたいな顔をさせるやつがいるっていうのは、ちょっと気になる。

…いや、ちょっとじゃないなこれ。




かなり、気になるかも。


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こゆき(プロフ) - きりさん» コメントありがとうございます!すごくお返事遅くなってしまってそして更新もサボりがちでごめんなさい、また読んでいただけたら嬉しいです…!これからもよろしくお願いします! (2月5日 15時) (レス) id: 75c0547d0d (このIDを非表示/違反報告)
きり(プロフ) - コメント失礼します!凄く面白くて一気に読んでしまいました!これからも更新頑張って下さい!応援しています! (12月31日 0時) (レス) id: 3f5478e762 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - さくまなさん» ありがとうございます…!そのように言っていただけるととても励みになります…!!更新頑張ります! (12月19日 0時) (レス) id: 7e9ebf3478 (このIDを非表示/違反報告)
さくまな(プロフ) - めっちゃ面白いです!!早く続き読みたいです!! (12月14日 14時) (レス) id: cfe55a277b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こゆき | 作成日時:2020年12月1日 20時

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