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聖騎士によるクーデターで国を追われた私は、運良く七つの大罪の団長であるメリオダス様と出会った

Aとは、あの時別れてから会えていないけど..でも、必ず会えるって言ってくれたから


「本当に、Aも探してくれるのですか?」

「本当に、王国の外にいるならな」

「います!必ず会えると約束したんです!!」

「約束、ね」


メリオダス様は顎に手を当てて、何かを考えるようにしてから私の背後に回ると勢いよくスカートを捲った


「きゃっ!?」

「安心しろ、ただのサイズチェックだ」

「バッキャロー!!せっかくの看板娘が逃げちまうだろ!」


ちょっと、っていうか物凄く恥ずかしいけど..サイズチェックなら仕方が無い、かな?

その時、地面が揺れて倒れそうになった所をメリオダス様に支えてもらう


「着いたか。次の情報の仕入れ先、バーニャの村だ」


メリオダス様とホークちゃんと3人で村に向かって歩く。その間、メリオダス様がこの村のことについてお話してくださったのだけど..


「名水がスッカラカンじゃねえかよ」

「河辺のハーブも枯れてますね..」


水路は干からびて、ハーブも咲いていない。まるで何日も水が通わなかったみたいに..


「わぁ!人が沢山集まってますね!お祭りでしょうか」

「これが祭りに見えるか!聖騎士様が突き刺した剣を引き抜こうとしてんだよ!!」

「聖騎士が剣を?何でまた」


聖騎士が刺した魔力を伴った剣が村の地下水を封じてしまったらしい..なんて酷いの

これではエールが造れないって、皆が嘆いている。それもこれも聖騎士のせいで、聖騎士を止められなかった私たちのせい


「聖騎士様の剣を抜けるのは聖騎士様のみ、この村は終わりかと思われましたが..救世主が現れると、予言を受けました」

「予言?」


メリオダス様が首を傾げると、その隣から小さな男の子がはぁ、とため息をつく勢いで出てくる


「あーあ、皆して何情けない声出してんだよ!」

「ミード!」

「聖騎士が突っ立てた剣が何だってんだよ、俺の友達の七つの大罪にかかりゃあそんなん楽勝だぜ!」

「こらミード君!嘘は駄目って、この前言ったでしょ?」


その時、フードを被った綺麗な声をした女性が村の方たちの間から現れて、男の子の頭を軽く叩いてそのまま撫でながら膝をつく


「A!でも..」

「ちょ、シー!!」

「A..?」

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にのん - 更新頑張ってね! (2018年7月16日 1時) (レス) id: 9d3bd060af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なこ | 作成日時:2018年6月8日 8時

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