白羽の矢が立つ 2 【呪術廻戦】 (ページ16)

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釘崎「なっ、なんでみんな手ぶらなのー！？」

パンダ「お前こそなんだその荷物は」

釘崎「何ってこれから京都でしょ？」

「「『？』」」

釘崎「京都で姉妹校交流会…」

パンダ「京都の姉妹校と交流会だ」

嘘でしょー！？とショックを受ける釘崎

Aはそんな釘崎を横目に

大きな欠伸をこぼした。

狗巻「おかかっ」

『…ん、？』

狗巻「こんぶ…」

手を押えて欠伸して、と狗巻。

Aは少し頭を下げる。

2人は雰囲気が似ているので
話していると空気が少し緩む。

パンダ「去年勝った方の学校でやんだよ」

釘崎「勝ってんじゃねーよ！！」

パンダ「俺らは去年出てねーよ」

2年には乙骨憂太が居る。

彼は特級で去年、人数合わせとして交流会に出た。

里香の解呪前ということで圧勝に終わり、

今回は東京でやることに。

釘崎「許さんぞ乙骨憂太ー！！会ったことねぇけどよぉ！！」

膝を着いて悔しがる釘崎

『下に先輩いるの？』

伏黒「いねぇよ。Aも真似して膝つくのやめろ。汚れるからこっち来い」

伏黒は釘崎の真似をしたAを立たせて

少し汚れた膝を優しく払った。

真希「おい、来たぜ」

長い階段を上って

彼らの前に現れたのは京都校の人間。

真依「あら？お出迎え？気色悪い」

東堂「乙骨いねぇじゃん」