青学マネの備忘録 3 【テニスの王子様】 (ページ25)

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ありがとうございましたー、とやる気のない声を耳に少し残しながらコンビニから出ると

そこには誰もいなくて。

私は頭を抱える。

『(置いていかれた…！！)』

なんでこうも後輩は全員生意気で可愛くないんだ

いや、海堂くんは生意気では無いけれど。

桃城くんと越前くんは本当生意気だ。

コンビニに入る前に聞いておいた場所へ

走って向かっていく。

ただでさえ体力がないので死にそうだけど。

少し長めの階段を登りきって、

視界に越前くんが入る。

『ちょっと越前くん！！コンビニ行ってる間に置いていかないでよ！！』

越前「あ、そう言えば先輩いたんだった」

『そろそろ怒るよ、』

越前「う、すいません。冗談じゃん」

『だからって置いてくことないでしょ』

もう！と彼の頬を引っ張ると痛い！と暴れる。

自業自得だ。

桃城「A先輩、なんで…」

『本当は越前くんとかっこよく登場するつもりだったんだけど置いていかれちゃったの。

……桃城くんが、やっぱり心配で』

桃城「せんぱ＿」

跡部「Aじゃねーの！」

『……アトベクン、』

昨年、都大会決勝で私たちは彼のチームに負けてしまった。

まさかこんなところで会うなんて思いもしない