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互角に戦っている、手塚くんと乾くん。
手塚くんの打つボール全てが
乾くんのデータ通りで細かく言い当てられていた。
「あれは！手塚部長のドロップショット！」
今までの乾くんにはなかった跳躍力とパワー、
そしてダッシュ力。
ドロップショットを予測することは難しく
気づいてからでは遅いことが多い。
しかしそんなショットにも乾くんは追いつき、
手塚くんのコートに返した。
乾「眉ひとつ動かさないとは流石だな。」
手塚「データを磨き続けてただけではなく、もうひとつ磨いていたものがあったようだな…乾」
乾「ちょっと上へ登ってみたくなってね」
海堂「俺に作った練習メニューの2倍以上やってやがった」
いつの間にか隣にいた海堂くんがそう呟いた。
少しずつ身体ががっしりしてきたな、そう思ってはいたが…。
乾「正確には2.25倍だよ」
海堂くん自体がいつもの練習量の3倍以上やっている。それの2.25倍なんて…
私だったらちょっと無理かも
ダイエットでさえ続かないし。
乾「手塚…データは嘘をつかないよ」
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作者名：＋1
| 作成日時：2023年3月15日 21時
