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?「どうして中等部の校舎に子供がいるのよ。貴方の都合で学校を子供の遊び場にされたら迷惑だわ!」
わぁ、初手できついこと言う…
大きな声でびっくりしたのか
みんなが一斉に泣き始めた
竜一「ごっ、ごめんね!今すぐ連れてくから!!みんな大丈夫だから泣かないで!!狼谷、狸塚さん、悪いけど連れて戻るの手伝ってくれる?」
隼「わかった」
『もちろんいいよ』
泣き叫ぶ弟2人を抱き抱え
拓馬「ねえちゃぁ!」
『はいはい、お姉ちゃんだよー』
数馬「ねえちゃ、ねえちゃ、」
『うんうん、そうだねー』
あやしながら保育ルームへ。
狼谷くんすごいな、
顔に思いっきり鼻水ついても
表情ひとつ変えないなんて。
さすがの私も顔面に鼻水はちょっと嫌だ。
保育ルームに連れて戻ると
部屋には気持ちよさそうに寝ている兎田さんが。
子供たちを部屋の中に下ろすと
狼谷くんは思いっきり兎田さんを殴った
兎田「いっで!!隼!?おまっ、年長者に対していきなり何すんだよ!?」
隼「俺は殴りたいやつは殴る」
竜一「狼谷…そのポリシーはちょっと…」
『教育に悪い気がするけど…。』
すると隅っこで落ち込んでいる虎太郎くんが。
兎田「よくわかんないんだけど何があったの?」
『みんなが鹿島くんの後ろを着いてきちゃって周りに迷惑を……。』
兎田「へー。そんでAちゃんはなんで花瓶持ってるの?」
『……あ"…忘れてた』
隼「そういや水換えするんだったな」
『後で水換えて教室戻ろっか』
隼「だな」
虎太郎「…」
竜一「虎太郎、怒られちゃったのは俺が気づいてやれなかったせいなんだから虎太郎が落ち込むことないんだぞ」
?「そんなの当たり前じゃない」
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作者名:+1 | 作成日時:2023年3月20日 22時