あなたの全てがすき (ページ2)

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2017年1月

12月から始まった舞台の公演真っ只中。

毎日何公演もこなす。

充実感でいっぱいの日々を送らせて

貰ってはいるがふと考えてしまう。

いつまで俺たちはこの位置にいるのか。

このまま続けててもいいんだろうか。

ジャニーズJrとしては微妙な年齢

周りの奴らにもあいつらいつまでJr

続けるつもりなんだろう？

って思われてるのがひしひしと伝わってくる

24歳になった俺はこの時期常に葛藤していた。

照「翔太！おい。お前聞いてる？」

「あーごめん。なんだっけ？」

照「雅さんがお前の事探してた。ちゃんと

伝えたからなっ。」

雅さんは俺たちの衣装を担当してくれている

スタイリストさん。

翔太「あっ。雅さん。すみません。照から俺の

事探してるって聞いて」

「うん。そうそう。渡辺くんこれ。

前に欲しいって言ってたデニム。

ようやく入荷したって連絡来てさっき

取りに行ってきたの」

翔太「ありがとうございます！！」

数ヶ月前に雑誌の撮影で着たデニムがめちゃくち

ゃ良くて、もう少し細めの方がいいなって

思ってワンサイズ小さいサイズをお願いしてた。

雅「ちょっと履いてみる？サイズ確認してみて

くれるかな？」

前は自分で買い物行って洋服買うのが好きだった

けど、長期間の舞台や先輩達のバックに付く

ツアーがあると中々買い物に行く時間も

気力も体力もない。

今はもっぱらスタイリストさん頼み。

買い取るか好きなテイストのものを伝えて

買ってきて貰う事が多い。

デニムに足を通す。

サイズも形もばっちりだった。

"やっぱここのお店の服いいわっ、、、"

雅「わぁーやっぱこっちのがいいねっ！

凄い似合ってる。サイズ良さそうだね」

翔太「すげ〜気に入りました。ありがとう

ございます。雅さんがいつも持ってきてくれる

衣装とかっていつもおなじお店のですか？」

雅「うん。最近はもっぱらそこかな。

私の友達がやってるセレクトショップの

商品なの。20代から30代向きの洋服とか

小物とかたくさん扱ってて男性モノも多いし

一気に揃えられるから助かるんだ！」

翔太「今度そのお店行く時一緒に連れてって

貰えませんか？ちょっとそのお店行って

みたいです」

雅「うん。いいよっ！渡辺くんの好きそうな

テイストのものたくさんあるから気に入るはず」

翌週の舞台の休演日の時にそのお店に

行く約束をした。

そこで運命の出会いを果たす事に

なるなんて思いもしなかった、、、、。