不明確、私達の関係 ページ37
守「…………………もおおぉぉぉぉまたやったよこの人ぉおおぉぁぁあああああ」
オ「えっ？」
守「ここ！！ここ！！同じとこにキスしたんですよ貴方！！寝ぼけてね！！」
オ「ゴッファッッ！！(吐血)」
自分の口の端を、ぶすぶす、と刺すように指す守美ちゃん。
彼女が指すそこは、一歩間違えばファーストキスになりかねない、際どい所だった。
事後でようやく事の重大さを悟った私は、すぐさま椅子を下りて土下座した。
オ「ほっ、本当にすまない！！
守「セーフでしたよ！！……だから言いたくなかったのにぃ…八木さんのばがァ”ー！！」
オ「申し訳ありませんでしたァ！！！」
最終的には、マジで泣かせてしまった。
もう冗談抜きで大泣きな守美ちゃんをあやすのに必死で、食事なんてそっちのけ。カオス状態だった。
キスはさすがにいけないから、ハグであやした。
ハグされながらポカポカ殴られた。地味に力が強いから余計に胸が痛い。
結局彼女をあやすまでに、お味噌汁は完全に冷めてしまった。
オ「ごめんね、守美ちゃん。許して」
守「んぅ……分かりました。分かったから、食べましょ。ね？」
オ「(まだ泣いてる…)うん……ごめんよ」
目を腫らした守美ちゃんに背中を撫でさすられ、情けなさと申し訳なさとで死にたくなった。
守「(幼けない……そう。私はただの子供。
この人の家政婦であって、それ以外は生徒でしかない。家族ったって……この人にとって私は子供なんだ)」
寝ぼけてした行為のために、彼女が私を“男”と認識し始めたことなど、この時は知る由もなかった。
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
