環先輩、笑いの後ヒーロー ページ30
特盛ランチの先輩は、どうやらミリオ先輩の親友の方だそう。
以前話していた、紹介したい友人とは、多分環先輩の事なのだろう。
ミ「ほら環！ヒーロー科の後輩だぜ！面識持つの初めてだろ！」
環「ぅ……」
守「？」
ね「私達後輩と話すのねー、貴女達一年が初めてなの！去年は相澤先生が全員除籍しちゃったからねー！なんでかな？寂しいねぇ」
……相澤先生ぇ………。
守「じゃあやっぱり、ヒーロー科の二年生は…」
ミ「0人なんだよね！ハッハ！」
守「ハハ…」
環「………なんで二人はそんなに話せるんだ……」
守「え？」
……今なんて言ったんだろう？
声、小さ……。
その時、僅かに震え？ていた環先輩が、カッ！！と目を見開いて顔をあげた。
環「くわっ！！))……無理だ…！」
守「ッ！？」
環「頭部以外が人間に見える…！人間にしか見えない。何話していいか……
………無理だ死にたい…………」
守「(ええええええぇぇぇ)」
……ほんとにヒーロー科？
中学の時の私や出久君より色々……うん、ダメな人だ。
ね「あはっ！天喰君は小心者なの！」
守「(ド直球だ)あの…頭部以外とは…」
ミ「あー、環って緊張すると人の顔見れなくてさ、人の頭を食べ物に変換して見るようなんだ。今日は何に見えたんだい！？」
環「里芋…」
ミ「ブハッ！！サトイモ！！ユニーク！！」
あははははっ！と盛大に笑われた。
ねじれ先輩には、守美ちゃん里芋だって。髪の色似てるよねーと言われた。
……ダメだ。テンション追い付かない。
いや真面目な堅物だらけよりマシだけど、なんというかユニークの斜め上を行ってる人が多い気がするよ、三年ヒーロー科。
このままじゃ環先輩とだんまりで終わってしまう気がする。
私の方から自己紹介すれば、何か話題ができるかな？
そう思って口を開いた、ちょうどその時だった。
ウウゥゥゥゥーーー！！！
守「っ！？」
《セキュリティ３が突破されました》
《生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください》
ね「３なんて初めてじゃない！？ねぇ通形！」
ミ「そうだね…！」
守「せ、セキュリティ３って何ですか？」
環「…学校に誰かが侵入したってことさ、一年」
もくもくと食べ進めながら、環先輩が言う。
先輩達の冷静な様子に、私は違和感と奇妙な安心感を覚えた。
…周りはほぼパニック状態なのに…。
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
