委員長！？私は…うーん ページ27
その後、珍しく飯田君は遅れて教室に入ってきた。
遅刻はしてないですよ？ギリギリセーフの時間でした。
案の定というかなんというか、真面目〜に長々と自分の意見を答えていたみたいだ。
インタビューを自分の予定に合わせて切り上げられない人になりそう。
勝己君は無事校門をくぐれたようです。安心したね。
まあそれはともかく置いておいて。
峰「オイラのマニフェストは女子全員膝上30�僉�！」
青「ボクの為にあるヤツ☆」
皆「ハイハイハイハイ」
皆が皆ある議題について名乗りをあげている。
セリフの抽出のセンス？気にしないでくださいな。
……そんなに皆なりたいものなんですかね？
“委員長”だなんて……。
瀬「アレ？守美ちゃんやんねーの？」
前の席の瀬呂君に言われ、私は曖昧に笑みを返した。
守「小学生期にやってたんですが、良い思い出がなくて」
瀬「そりゃあれだ、ヒーロー科じゃないからだろ！普通科とか小中学校じゃあ雑務だもんな」
出「ヒーロー科の委員長は、集団を導くトップヒーローの素地を鍛える場なんだよ！」
出久君にもそう言われるが、やっぱりイマイチぴんとこない。
昔嫌がらせで雑務を押し付けられ、一人で全てをこなしていたら、皆をちゃんとまとめろと先生に怒られた。そんな黒歴史しかないのだ。
皆が求めるような輝かしい役柄だと思えなくて……自分の存在が場違いに思えてくる。
守「やっぱり、良い役柄に思えないです…」
出「それは小学校の時だかラ”ッ！！？」
バコン！！
出久君の顔面を勝己君の裏拳が襲った。
守「出久君！？勝己君、何を「てめぇ、守美が普通じゃねえの忘れたんか」…え？」
出「………ぁ…ごめん！守美ちゃん……」
勝「………一二年、中学来んかったのは訳があんだろ。無理すんなや。
(“私、ワンチャンダイブ三回ほど強制的にやらされた事があるんですけど、痛いですよ”……忘れるかよ、クソッ)」
勝己君は出久君も私も見ない。
未だに何を考えているのかわからない彼だけど、珍しく気遣ってくれているのは事実だろう。
最後小さくなった“無理すんなや”に、胸が温かくなった。
守「ありがとうございます。出久君もありがとう。大丈夫ですよ。
それより、皆さん！このまま意見を主張し合っていても、拉致があかないのではありませんか？」
パンッ！と柏手を打てば、ん？と皆が私に注目した。
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咲き(プロフ) - ののいろ系女子さん» か、神作…！！？初めて言われました！すごく嬉しいです頑張ります！！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 36a679870d (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバい、凄い面白い！神作！ありがとうございます！大好きです！これからも応援してます！ (2019年1月7日 13時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲 | 作成日時：2018年10月15日 21時
