兄者参戦 ページ11
センラ視点
Aがまふまふさん←の家に泊まって帰ってきた。 俺がドアを開けたら 猛ダッシュで部屋に入って行ってしまった。目元が赤かった気がする。
ラ「何かあったんかな…まさかまふまふさんに…｣
まぁありえへんと思うけど…心配や。 これは兄者として 部屋に行き 何があったか聞くべきなのではでは………
ラ「…行くか｣
いつも元気なAが こんなことになることは滅多になかったから、この時の俺はかなり焦っていたと思う。
トントン
ラ「……A？ 入るで？｣
返事はない。鍵も閉まってないし…入るか。
ガチャ
ラ「A、どうしt…………｣
Aは ドアに背を向け、 ベットの上で 俺があげたキツネのぬいぐるみを抱きしめて
声を殺して 泣いていた
ラ「…A？なんかあったんか？｣
俺はAに聞いてみた。
貴「……おにい…ちゃん？ ｣
妹は 今にも消えてしまいそうな声でそう言った
ラ「…ﾖｼﾖｼ 大丈夫や、俺はAの味方やで。｣
俺は静かにそう言った。 Aは昔から 自分を隠そうとする。何かあっても 誰にも相談せんで、独りで抱え込んでしまう性格だった。 いつからやったっけ……
貴「おにぃ…ちゃん……さび…しい。たす…けて…(涙)｣
なんでや、どうして俺はAがこんなになるまで 気づかなかったんや。 兄貴やのに…
姉さんに顔向けできへん…
ラ「俺はここにおる。大丈夫や、何があったん？ ゆっくりでええ、話してみ？｣
俺はそう言った。
やっぱり まふまふさんが…いや、あの人はそんなことする人じゃあないと思うけど……
貴「…うん。…はなす……でもタピオカ飲んでからでええ？喉からからや…｣
ほんとタピオカ好きよな、まぁ不味くはないけど… 喉乾いてんのは声も出さず泣いてたからだよな………防音室やのに…
ラ「全然ええで｣
何があったんや……Aを追い詰めるくらいのことを誰がしたんや？ ぶっこ○す。←
タピオカ飲めば分かるかな……←
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作者名：雪月亞莉栖。 | 作成日時：2017年8月8日 16時
