【スタミュ】〜私のプロデューサー生活〜

27幕 ページ29

「そういえば...何で星谷猫嫌いなの？」




天花寺「そうだ、なぜ天使を？」




さらっと凄い言葉聞こえたけど
突っ込まない方がいいよね


星谷「うん…実は」



天花寺「悲しすぎる思い出か？」



星谷にはゆっくり首を横に振り



星谷「昔、父さんが買ってきたんだ
猫の………置物を！それもちょー怖い！！
しかも結構でかい！！！」




トラウマは人それぞれというし
星谷にとってはそれが凄い怖かったという事にしよう





星谷「さてと、
昨日の分のトレーニングしとかないと」



天花寺「トレーニング？」



「そう、毎日やってるのよ
少しでも足引っ張らないようにって」




星谷「特に連続ターンが苦手でさぁ
後もうちょっとなんだけどなぁー」




天花寺「頭を空っぽにして、
ひたすら前だけを見ていろ」




えっ、これってまさかアドバイス？



天花寺「要はこういう事だ」




その場で連続ターンする天花寺はやっぱり上手い




星谷「うわー、やっぱりスゲェな、天花寺」


天花寺「もう一つ教えといてやる
星谷失敗を顔に出すな、
板の上では堂々と前を向いていろ。単純で無駄に前向きなお前なら、簡単なことだろ」




なんか一件落着？



星谷はよっぽど嬉しかったのか天花寺に
飛びついてるし


星谷「お前がどう思ってても天花寺は友達だ！」


天花寺「やめろ！気色悪い！」




「星谷」




私は星谷の名前を呼ぶと天花寺みたいにはいかないが同じ連続ターンをする




天花寺(こいつ...！)



星谷「Aスゲー！」



「ターンする時自分の軸を忘れたらダメだよ」





天花寺「おい...」



「ん？」



天花寺「その....悪かったな...色々と」




「こちらこそ、私も突っかかりすぎたし
これからよろしく、天花寺」



手を差し出すと


天花寺「おう」



しっかりと握ってくれた




「あっ！」



星谷「何..どうしたのA」



「学校...始まる...」




「「「あー！！」」」





これは私達と天花寺のわだかまりが溶けた
物語

28幕→←26幕

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す