バロメーター85 ページ36
「大丈夫だよAちゃん、これくらいじゃ怒んないから、怖かったよね分かってるよわざとじゃないよね」
なんかだんだん死柄木がマズイ方向に行ってる気がする。
「これからはちゃんと守るから、誰にも触られないようにちゃんとするから、だから浮気しないで？他の男と喋んないで？目合わせないで？」
『わかった、わかったからちょっと待って』
やばいやばい。
喋るスピードが早くなるにつれて首元の彼の手にどんどん力が入る。
自分でも首の脈が分かるくらいだ。
荼毘の方を見ると、ほら見ろと言わんばかりの呆れた顔をしている。
「目合わせんなって言ってんだろバカなの？」
『待って、ごめんなさい、ごめんなさい、！』
――ムラムラッ
あ、待ってこれやばいかも。
今までにないくらい怖い顔をした死柄木に、ソファーに押さえつけられて首を絞められる。
「ほんと無理、浮気とか考えただけでおかしくなりそうマジでほんと無理死ね絶対殺す」
『してないから、浮気してない』
浮気以前に付き合ってねえんだよな。
「Aちゃんは殺さないから、殺さないよ？大丈夫だからね？」
『じゃあ離して……！』
――ムラムラッ
「無理、だってかわいいんだもん、苦しそうなのかわいい」
ほんとにどいつもこいつも！
加虐趣味のあるやつばっかりだな！
ここまでくると最早私に原因があるのかと思うわ。
……ないよね？
『無理、もう無理、離して、っやだ』
「かわいいかわいいかわいい殺しちゃいたい」
『ゃ、殺さないで、殺さないで、っ！』
「あーやばかわいい」
やばいやばいほんとに死んじゃう。
荼毘はなにしてるの？！
さっき目を合わせたせいでこんな事になってしまったから必死に荼毘の方を見ない様にしているが、早く助けてほしい。
てか助けろ、彼女じゃねぇのかよ。
「Aちゃんの頭の中俺でいっぱいにしたい」
さっきまでは怒りに顔を歪ませていたのに、今は心から楽しそうな、幸せそうな顔をしていて本当に怖い。
「好き、大好き、大好き大好き、大好きだよ、Aちゃん大好き、ずっと一緒にいようね」
くっそ、一瞬でも助けてくれて感謝した私がバカだったわ、お前ほんと嫌い。
てかそもそも荼毘に絡まれる様になった原因もお前だったわ、マジでさっさと駆逐されてしまえ。
「ねぇ好き？好きって言って？俺の事好き？」
「はいストップ」
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Selena(プロフ) - おいやみーさん» ご指摘ありがとうございます🙇♀️ 確かに言われてみればそうだ笑 原作を全て忠実に再現しきれているわけではないので、他にも矛盾点があるかもしれないですが、そこはご愛嬌という事でお願いします🥲 (1月6日 16時) (
レス) id: b337fdb84f (このIDを非表示/違反報告)
おいやみー - 志村転弧だと死柄木が思い出すのは髪が白くなった泥花事件以降では？ (1月1日 10時) (レス) @page34 id: df2aa3c6fc (このIDを非表示/違反報告)
う - 宇宙の塵ルートだけはwwwwwwおもしろすんぎぃっ (9月30日 18時) (レス) @page38 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
Selena(プロフ) - 秋田の肋骨さん» ご指摘ありがとうございます🙇♀️🙇♀️ (8月12日 23時) (レス) id: 17f1437868 (このIDを非表示/違反報告)
秋田の肋骨 - すき。めっちゃ好みです！ 修学旅行ではなく，林間合宿では、、、？ (8月12日 1時) (レス) @page50 id: 93fef38cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Selena | 作成日時：2023年3月24日 10時
