世界で一番嫌いなあなたが幸せでありますように。２

８１(Yuri) ページ33

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今、なぜかファミレスにいます。

涼介と大貴と圭人と。


クリスマスイブに男４人でファミレス。


目の前にはミートドリア。



部活終わりのそのまま大貴と涼介に連行されて、

ファミレスについて行ったら圭人がいた。



今日は家でだらだらゲームしたかったんだけど。


まあこの人たちと過ごすのもいいかなと思ってみたり。



圭人「はいはい、４人でクリスマスパーティー！」


なんて言葉で始まったこの会(？)みたいなもの。




クリスマスイブっていう意識からか、

なかなか盛り上がって、

部活の話から、圭人のニューイヤーライブの話、

新学期の話、そして今話題は変わりに変わって

Aの話に。



いや、なんで。


みんな好き勝手話してる。



大貴「いやー、Aちゃんもモテ期だよな。」



涼介「今まで隠れてたのがおかしいくらいだよ。」



圭人「実行委員のとき本当に良い子だなって思ったよ。

すっごいkindなんだもん。」



『文化祭ね〜。』



涼介「あー知念ちゃんは心配で、

気疲れした文化祭だったもんね。」



『そうですけど何か問題でも？』



「「「知念が素直ー！！！」」」



涼介に至っては「可愛いー」って。


全然嬉しくない。



『声が大きいうるさい迷惑。』



僕が涼介の煽りにのったら素直になるの？


とにかくこの人たちうるさい。

とりわけ大貴。



圭人「ねえ、知念はAちゃんが好きなんでしょ？

文化祭でAちゃんのできなかった仕事やってくれたし。

しかもAちゃんには言わない！

すごくかっこいいことしてた！」



大貴「なにそれ！俺知らないんだけど！」



『言ってないもん。』



大貴「なんで！！！」



圭人の一言がこうしたんだからね。




一気に僕とAの恋愛事情に急転換。



質問攻め、とはいかないけど、

涼介も圭人も大貴も言いたい放題で。


僕は聖徳太子でもなんでもないんだから

聞き取れるわけないでしょうが。





圭人「でさー、ちーいちゃーん。

結局さ、Aちゃんとはどうなの？」



またそれ。

しかもうるさい人しか集まってないここで。

圭人が爆弾を落とした気がする…



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