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「悪い、遅くなった」
「お前、何して…」
銀時の前には黒い服に柔らかい茶髪を夜風に遊ばせているいつかの姿があった
「ほんと、いつも無茶すんだもんな」
そう言ってAは銀時の前に膝をつき、自分の上着を彼の腰へとキツく巻き付けた
「やめろ…お前の適う、相手じゃねぇ…」
「はぁ。あのなぁ、俺は仕事で来てるの。ここで退いたら職務放棄になる。総悟と一緒にすんな」
ため息をつきながらAは立ち上がり、似蔵と向き合う
「ほぅ、随分可愛いお嬢さんではないか」
「おかしいな。どこからどう見ても男だろ」
「男と女と違いくらい、匂いですぐわかるさね」
「おーおー、こりゃ怖い相手でぃ」
Aは剣を構えたまま、後ろを振り返らず
「新八君、銀時のこと、お願いね」
「お、ま…」
「Aさん、」
「齋藤A、参る」
Aの剣が、素早く似蔵の腕を切り落とした
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作者名:ハル | 作成日時:2019年8月16日 21時