異世界に来て7日目 ページ9
ラクラ視点
「ラクラ?」
『!どうしたの?A』
「いやさっきからボーとしてたから。」
pk「え、僕の料理美味しくなかった?」
『いや!凄い美味しよ!ただまだ眠くて………』
なんで夢を思い出すんだろ。
A視点
pk「さて、二人の今後について結論を聞こうか。」
俺らは…………
「ぴくとさんに…………お世話になりたい………です。」
これが俺らの結論だけど…………
pk「うん!もちろん!いやぁ〜よかった〜」
え?
pk「ん?二人共どうした?」
『え?その、普通嫌がるんじゃ………』
pk「いーや!元々二人の身寄りが無いことは知ってたし!あ、つまり異世界から来たって事も!」
「なんで知ってるんですか!?」
pk「なんでって言われても……ラクラが持ってた本………少なからず僕も関与してるし……」
は?
『え?え?どういう事?』
pk「ん〜と始めから説明するよ。
まず、ラクラが持っていた本は〈時空転移書〉て、言って遥か昔の戦時中に作られた禁書だよ。元々は戦場で使われる大型魔道具を素早く運ぶ為の魔道書だったんだけど、」
『あれ?さっきは〈禁書〉て、言ってなかったけ?』
確かに……てことは戦時中は単なる〈魔道書〉であって〈禁書〉では無かったのか?
pk「そこは追々説明していくよ。
さて話を戻すけど、その魔道書はさっきも言った通り戦時中に作られた物なんだけど戦時中では完成できず、そのまま消え去られたんだけど、確か五十?いや七十年?まぁその位前にどっかの研究者がその魔道書を完成させようとしたんだよ。そしたら、」
そしたら?
pk「何を勘違いしたか、〈時空転移書〉は時空をネジ曲げて物を転移する魔道書なのに時空をネジ曲げて人を転移する魔道書だと思った見たいで、その魔道書には僕の鱗が必要らしく僕の元に来たんだよ。」
ん?ちょっと待て、
「色々と聞きたいが時空をネジ曲げて人を移動させるって大丈夫なのか?」
pk「なに言ってるの?そんなの
無理に決まってるよ。」
「『へ?/は?』」
pk「本当にバカだよ。時空をネジ曲げるんだよ?物体でさえ出来る可能性はゼロに近いのにそれを生命体でやってんだよ?控え目に言って頭おかしいよ。まぁ出来たら物凄く早く移動出来るかもしれないけど。」
本当にどういう事かわかんねぇ………
『ぴくとーそれって普通の転移と何か違うの?』
pk「普通は転移するのに三秒〜十秒程のラグがあるんだよ。」
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秋ロベ - mamaiさん» mamaiさん「夏ナッツ&秋ロベ」の作品を全て見てくれてありがとうございます! これからも更新していくので是非見てください! (2021年8月6日 20時) (レス) id: 6a3c9ab43b (このIDを非表示/違反報告)
mamai - 秋ロベさんも個人作品つくられたんですね!続編待ってますよ! (2021年8月6日 18時) (レス) id: 849a19a681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏ナッツ&秋ロベ | 作成日時:2021年8月6日 17時