今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:38,167 hit
小｜中｜大
第1話「いつもの朝」 ページ3
ﾁｭﾝﾁｭﾝ…
遠くから小鳥のさえずりが聞こえて目が覚めた。
いや、正しくは目を開けた。
潮風が静かに、俺の頬を撫でる。
しょっぱい香りがほんの少しの覚醒を手伝う。
敷いていた葉っぱを1枚取って、空に放り投げてみた。
ぶわぁっ、と急に風が吹き、葉っぱはすぐ遠くに飛んでいく。
上半身を起こすと、いつもの風景が広がっていた。
「…ふぅ」
いつもの風景、もとい、目の前の海まで俺は歩を進めた。
「いただきます」
海で捕った魚や海草、適当になっていた木の実で朝食。
最初こそ腹が減ったが、もう慣れた。麻痺ったかな(･ω･)
まぁいつも通り少ないもんで、すぐに終わってしまう。
また今日も、つまらない1日がはじまる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミヤビ | 作成日時：2018年8月28日 20時
