きっと、この先もずっと。−５−【川村壱馬】

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壱馬side







※ピンクな表現を含むページになります。

フラグの立たない程度の表現を心掛けておりますが

苦手な方はスキップしても問題なく物語を読んで頂けます。









ベッドまで待つ余裕がなくて、ソファーで最小限のものしか服を脱がないままひとつに繋がった。







壱馬「オカン居るから、声気を付けてな？」







そう認識させてから、刺激を与える度に出てしまいそうになる声を必死に我慢する様子はいつもに増して色っぽく見えて。







視界からのそんな刺激に自身が熱を持ち始めたのが分かって、なかなか単純なムスコだな、なんて思った。







Aの身体を一通り愛した後、そのまま繋がろうとしたタイミングでのAからのまさかの申し出には正直驚いたし、迷った。







でも、熱っぽい瞳で見つめられながらズボンの上から触れられてしまったらもう、彼女の無理のない範囲で身を委ねたくなった。









テクニックがとかそんなことは俺もよく分からない。







でも、彼女が“俺の”に触れているだけで気持ちがいいと思ったし、一生懸命頑張ってくれているその姿だけで満たされた。







そしたら余計に彼女と早く繋がりたくて、果ててしまう前にAをソファーに座る自分の上に誘った。







最初は戸惑いを見せていたけれど、早く繋がりたい気持ちは一緒だったみたいで。







ゆっくりと繋がった俺たちは、しばらくそのまま抱き締め合った。







Aには大きめな俺のTシャツが繋がる部分を隠していて見えない感じが、むしろ俺たちを昂らせたように思える。







引き続き声を我慢しながら、俺にしがみつき漏れてしまう甘い吐息を俺の耳にだけ届けさせるAを、優しく、じっくりと愛した。







でも、俺も彼女も繋がる前から果てる瀬戸際にいたからか、お互いの頂点はすぐだった。







一度目の頂点の後、母親に注意を払いながらこっそりと寝室に移動し、あともう一回静かに繋がった。







二度目の２人での頂点を迎え、俺はAの中にいるままで、お互い息も整っていない。







そんな中で、じとっと汗ばむAの額にキスをしたら、まだ荒い呼吸をしながらも俺の頬を両手で包んだA。







そんな彼女の左手に自分の右手を重ねて。その手の平にもキスをした。







彼女の全身が愛おしくてたまらない。

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