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樹「Aちゃんにとっては恋人でも
お姉さんにとって俺は知らない男でしょ？」
『そう、ですけど……』
そう言われるとなんだか樹さんが遠い人に感じて、寂しくて。
樹さんの逞しい胸板に自分の額を擦り付けて
抱きつく腕の力を強めて、近くにいる樹さんの存在を感じる。
樹「ふふっ。まぁ、だからってもう今日は帰してあげらんないけどね」
そんな私のことを改めてぎゅっと抱きしめてくれた樹さんは
そのままくるりと体を反転させて
私を後ろ歩きさせながらリビングへと歩き出した。
『んふふっ、こわいこわい！』
前に泊まった日の朝もこんなことした気がする。
器用にそのままの体勢で扉を開けて
マース行くよ〜なんて扉前で待っていたマースに声を掛けながら
連れていかれるままに辿り着いたソファー。
樹「はい、到着」
『ありがとうございました。ふふっ、いいアトラクションでした』
そんなスリルあった？なんて言われながら
並んでソファーに腰を下ろした。
マースは私と樹さんの間にちゃっかり。
『マース。会いたかったよ〜！あ、』
久しぶりのこのふわふわな毛並みを愛でようとしたけれど
手洗いせずにここに座ってしまったことを思い出して。
『手洗ってなかった。洗面所お借りしてもいいですか？』
樹「うん。そこのキッチンの水道でもいいよ」
じゃあお言葉に甘えて、なんてそこで手洗いを済まさせてもらって。
少しこの空間に慣れてきたら、喉が渇いてきて。
『樹さん。お水いただいてもいいですか？』
樹「あ、俺も欲しい」
そう言いながら立ち上がろうとしたので
私がやるから、と制止してお水を二人分用意していると。
『わっ！ふふ。もう、びっくりしてお水零しちゃいそうでした』
樹「ふふ。ごめん」
無防備だった私の背後からぎゅっと樹さんが抱き締めてきた。
そしてそのまま、なぜか私の髪に鼻を埋めて匂いを嗅ぎ始めて。
『ちょっと、樹さん？！
汗臭いのでそれやだ、やめてください……！』
樹「臭くないよ。さっき抱き締めたとき
コーヒーのいい香りがするなぁって思って、嗅ぎに来た」
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M a(プロフ) - 貴世さん» コメントありがとうございます。そして、読んでいただきありがとうございます。続編は只今準備中ですので、整い次第通常公開とさせていただく予定です。それまでもう少しだけお待ち頂けますと幸いです😳 (2023年4月13日 8時) (
レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
貴世(プロフ) - 初めまして、小説楽しんで読んでいます、探してたもの、見つけたかもー3ー藤原樹のパスワードを教えて下さい、続きが読みたいです、お願いします。 (2023年4月13日 0時) (レス) id: fd9a14ea59 (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - 彩夏さん» コメントありがとうございます☺︎︎︎︎ それからまた久しぶりの投稿になってしまいまして……すみません😢 お待たせいたしました😢 更新が嬉しい、そのお言葉でがんばれます😳 引き続きよろしくお願いいたします！ (2023年3月7日 11時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
彩夏(プロフ) - こんにちは☺️ 久々の更新楽しみにしてました（ ; ; ） 占ツクを開いて、この作品が更新されているとすごく嬉しいです♡ 今回の更新もキュンが止まりませんでした🥰 またお時間がある時に更新してくださるのを楽しみに待っています！ (2023年2月13日 4時) (レス) id: 12838cc98b (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - りーさん» 優しかったです🥲♡ 大阪の方に私は行きました！ (2022年11月3日 22時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M a
| 作成日時：2022年10月1日 14時
