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壱馬side









お皿には残り3分の1ほどが残っている、そんな時、ふと思い出す。







壱馬「まって、今気付いた。俺のせいでAさんの夜ごはん遅くなってしまってますよね…?」







『へ?あ、いえ、お気になさらないで下さい』







壱馬「いやいや、うわあ、すみません…。もっと早く気付けてたら一緒に食べるとかもできたのに…」







そこまで言って、またひとつ気付く。







壱馬「いや、一人でゆっくり食べる時間が楽しいって聞いたばっかりやのに、一緒に食べるって発想なに?俺ほんま自分のことしか考えてへん…」







思いの外大きな声で出た独り言に、ふふ、と小さく笑う声が聞こえた。







壱馬「あ、すみません…。そんなんええから、急いで食べろって話ですよね。味わいながら急ぎます」







急がないといけないとはいえ、味を無視して食べるようなことはしたくない。







さっきよりもペースを早めて食べ進めようとすると。







『ほんとに急がなくて大丈夫です。それに、食べているところを見るのも私の好きな時間です。大好きな時間、取らないでください』







少し拗ねたように口を尖らせたと思ったら、すぐに悪戯な笑顔を見せて肩を竦めた。







ああもう、この人はほんまに…。







どこから触れていいか分からないくらい、俺に気を遣わせない優しさにもいろんな表情の可愛さにも、俺は完全にやられていた。

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設定タグ:川村壱馬 , 神谷健太 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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M a(プロフ) - 飴さん» そして、3つ目のコメントでのご指摘についてですが。私としては、“壱馬くんが良くない困らせ方をした”ので「させて」ではなく「して」と書かせていただきました。私の日本語の捉え方が違うと分かったらまたこちらも修正させていただこうと思います。 (2022年4月17日 8時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - 飴さん» 健太くんの誤字の部分は完全にその通りです。こちらも修正させていただきます。ありがとうございます。 (2022年4月17日 8時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
M a(プロフ) - 飴さん» 読んでいただきありがとうございます。そして、コメントご指摘ありがとうございます。実はページのタイトル部分について私も分かりづらいかなと思っていたところだったので、もう少しわかりやすくなるように修正していこうと思います。ご意見ありがとうございます! (2022年4月17日 8時) (レス) id: a3905d213c (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ19のここの部分 あ、これはよく見る困り顔の中でも、あまり良くない困らせ方をしてしまったみたい。 これ正しくは困らせ方をさせてしまったみたい。 ではないんでしょうか? (2022年4月17日 2時) (レス) @page19 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 ・ページ12のここの部分 ひひ、と悪戯な笑顔で来てくる健太さん。 これ正しくは聞いて来る健太さん。ではないんでしょうか? (2022年4月17日 1時) (レス) @page12 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:M a | 作成日時:2022年3月1日 22時

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